NITE(独立行政法人製品評価技術基盤機構)製品安全センター発行
PSマガジン(製品安全情報メールマガジン)2019.6.25発行より
夏に活躍する日焼け止め、制汗剤、冷却材などスプレー缶の事故を紹介します
事例1
スプレー缶を使用後、たばこを吸うためにライターに着火したところ
周囲を焼損し、手足などに火傷を負った
原因
室内でスプレー缶を使用した後にライターを着火したため、
室内に滞留していたスプレー缶の可燃性ガス(LPガス)に引火して
火傷を負ったものと推定される。
なお、本体ラベルには、火気の近くで使用しない旨注意表示されていた。
注意事項
使用時や使用後は出入り口を開けるなどして十分に喚起を行ってください。
可燃性ガスを含むスプレー缶の使用時はガスが滞留しないように気をつけてください。
換気が終わるまでは、ライターや火花が発生する機器(ガスこんろ、換気扇、掃除機など)
を使用しないでください。
事例2
スプレー式の冷却材を吹き付けたバンダナを肘部に巻いていたところ、
翌日水ぶくれができ、凍傷と診断された。
原因
この冷却スプレーの成分は主にLPガスと水で、LPガスの気化熱により氷を作るものであるが
本来1~2秒吹き付けて使用するところ、約5秒吹き付けたため氷の量が多くなり
過剰に氷に長時間(約30分)接触したことで凍傷に至ったものと推定される。
なお、スプレー缶の浦には「適量(1~2秒)吹き付ける」旨が記載されていた。
注意事項
冷却スプレーは使用上の注意を読み、指定された距離や噴射時間等を守ってください。
距離が近すぎたり、噴射時間が長すぎたりすると凍傷を負うおそれがあります。
事例3
自動車の荷物スペースに置いていたスプレー缶が破裂し、
車内の天井に突き刺さった。
原因
車内で直射日光が当たるなどしてスプレー缶が高温となり、
上昇した内圧に耐えられなくなって破裂したものと推定される。
なお、製品には40℃以上の環境課での保管を禁止する旨の注意表示が記載されていた。
注意事項
夏期は、車内の温度も非常に高くなり、車内にスプレー缶を放置すつのは非常に危険です。
直射日光が当たる場所や高温になる場所に置かないでください。
缶が熱せられると、内部のガスが膨張して内圧が上がり、缶が破裂するおそれがあります。
スプレー缶廃棄時の注意事項
スプレー缶を捨てるときは、屋外の風通しのよい場所で、スプレーボタンを押すなどして
中身を出し切ってください。
スプレー缶を振って、「シャカシャカ」などと音がする場合は中身が残っています。
スプレー缶に中身が残っている状態で穴をあけると漏れ出た可燃性ガスに引火するおそれがあります。
なお、廃棄方法については、自治体の指示に従ってください。
**************************************
事例はどれも取扱いが不注意で起きた事故です。
しっかりと取扱説明書を読み、指定された使い方をしましょう!
と、いわれているのですが
事故が起きないと、大丈夫だろうと思ってしまい
自分勝手な使い方をしてしまう人も多いと思います。
安心安全に暮らすためには
「使い方」こそ気をつけなければならないものですね!
夏の車内は高温になります。
スプレー缶を置き忘れていないか確認ください!
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PSマガジン(製品安全情報メールマガジン)2019.6.25発行より
夏に活躍する日焼け止め、制汗剤、冷却材などスプレー缶の事故を紹介します
事例1
スプレー缶を使用後、たばこを吸うためにライターに着火したところ
周囲を焼損し、手足などに火傷を負った
原因
室内でスプレー缶を使用した後にライターを着火したため、
室内に滞留していたスプレー缶の可燃性ガス(LPガス)に引火して
火傷を負ったものと推定される。
なお、本体ラベルには、火気の近くで使用しない旨注意表示されていた。
注意事項
使用時や使用後は出入り口を開けるなどして十分に喚起を行ってください。
可燃性ガスを含むスプレー缶の使用時はガスが滞留しないように気をつけてください。
換気が終わるまでは、ライターや火花が発生する機器(ガスこんろ、換気扇、掃除機など)
を使用しないでください。
事例2
スプレー式の冷却材を吹き付けたバンダナを肘部に巻いていたところ、
翌日水ぶくれができ、凍傷と診断された。
原因
この冷却スプレーの成分は主にLPガスと水で、LPガスの気化熱により氷を作るものであるが
本来1~2秒吹き付けて使用するところ、約5秒吹き付けたため氷の量が多くなり
過剰に氷に長時間(約30分)接触したことで凍傷に至ったものと推定される。
なお、スプレー缶の浦には「適量(1~2秒)吹き付ける」旨が記載されていた。
注意事項
冷却スプレーは使用上の注意を読み、指定された距離や噴射時間等を守ってください。
距離が近すぎたり、噴射時間が長すぎたりすると凍傷を負うおそれがあります。
事例3
自動車の荷物スペースに置いていたスプレー缶が破裂し、
車内の天井に突き刺さった。
原因
車内で直射日光が当たるなどしてスプレー缶が高温となり、
上昇した内圧に耐えられなくなって破裂したものと推定される。
なお、製品には40℃以上の環境課での保管を禁止する旨の注意表示が記載されていた。
注意事項
夏期は、車内の温度も非常に高くなり、車内にスプレー缶を放置すつのは非常に危険です。
直射日光が当たる場所や高温になる場所に置かないでください。
缶が熱せられると、内部のガスが膨張して内圧が上がり、缶が破裂するおそれがあります。
スプレー缶廃棄時の注意事項
スプレー缶を捨てるときは、屋外の風通しのよい場所で、スプレーボタンを押すなどして
中身を出し切ってください。
スプレー缶を振って、「シャカシャカ」などと音がする場合は中身が残っています。
スプレー缶に中身が残っている状態で穴をあけると漏れ出た可燃性ガスに引火するおそれがあります。
なお、廃棄方法については、自治体の指示に従ってください。
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事例はどれも取扱いが不注意で起きた事故です。
しっかりと取扱説明書を読み、指定された使い方をしましょう!
と、いわれているのですが
事故が起きないと、大丈夫だろうと思ってしまい
自分勝手な使い方をしてしまう人も多いと思います。
安心安全に暮らすためには
「使い方」こそ気をつけなければならないものですね!
夏の車内は高温になります。
スプレー缶を置き忘れていないか確認ください!
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