「協働・発信」~京都の力を生かして~
昔の人の望みは成仏することだった。しかし、生活が安定し、先祖が守ってくれ、この世で仏になりたいとの希望に変わってきた。
プライバシーが大事と想いすぎ、地域の力が弱くなってきた。隣の人とのつながりをなくしてきた。
同じところにずっと住むこともなくなり、つながりが薄れてきた。
今、「わずらわしいが、付き合っていく(顔の見える)」を再構築していくとき。
愛することは生きている原動力でもあるが、こだわりすぎると争いになる。絆はご縁を大切にするということ。束縛しすぎないように注意する。
結果がでないと無意味と思ってしまう現代だが、無意味ではない。物事はすべて意味がある。良いご縁だったか、悪いご縁だったかの違いである。
人は同じものを見ても全く違う見方をするもの。「わかりあえなくて当たり前」から始まり、対話によって変わっていくもの。
あいさつの実践がつながる。もともとあいさつとは相手を思いやる言葉だった。「おはようございます」は、朝早くからがんばっていますね。想いやって、心根を確かめ合いながら良い関係を築くこと。人も自然のひとつ。日本人は六道輪廻を信じ、前世、来世を信じることで周りを大切にすることができた。
地道につくっていくこと。時間がかかるが変わると信じる「すぐにあきらめない力」を持つこと。