晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
マイペースで備忘録はまだまだ続きます。

『二重誘拐』 60点

2012-01-08 16:13:41 | (米国) 2000~09 

二重誘拐

2004年/アメリカ

極限のとき、夫婦・家族のあり方を問う心理劇 

プロフィール画像

shinakamさん

男性

総合★★★☆☆ 60

ストーリー ★★☆☆☆50点

キャスト ★★★★☆85点

演出 ★★☆☆☆50点

ビジュアル ★★★☆☆60点

音楽 ★★★☆☆60点

「インサイダー」のプロデューサー、ピーター・ジャン・ブレッジが母国オランダで起きた実在の事件をもとに自ら監督を務めた誘拐劇。
レンタカービジネスで成功を収めた実業家が公園管理の仕事をしている平凡な男に誘拐される。2人の子供に恵まれ妻と暮らす幸せな生活を脅かされた男と妻の実家に同居する肩身の狭い男の接点は30年前の職場で交わした会話以外何もない。
誘拐されたウェインを演じたロバート・レッドフォード、犯人アーノルドを演じたウィレム・デフォーの静謐な心理劇を縦軸に妻アイリーンを演じたヘレン・ミレンの夫婦・家族愛の心の揺れ具合を横軸とした演技比べが見どころ。
原題は「THE CLEARING」なので邦題とは無関係で、3人が今までの人生を清算するという意味か?
狙いはとても面白いが明らかに脚本の練り不足と編集ミスで3人の演技も実らなかった。なかでもH・ミレンは健闘したが、R・レッドフォードの存在感がマイナスとなっている。無名の俳優のほうがミスリードにならなかったように思う。



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