晴れ、ときどき映画三昧

映画は時代を反映した疑似体験と総合娯楽。
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『チェイサー(1978)』 75点

2011-06-10 13:45:39 | 外国映画 1960~79

チェイサー(1978)

1978年/フランス

不死身なA・ドロンの活躍と楽屋落ちを懐かしむ

プロフィール画像

shinakamさん

男性

総合★★★★☆ 75

ストーリー ★★★☆☆70点

キャスト ★★★★☆80点

演出 ★★★☆☆70点

ビジュアル ★★★★☆75点

音楽 ★★★★☆85点

ジョルジュ・ロートネル監督・脚本による青年実業家に扮したアラン・ドロンの不死身の活躍を描いたドラマ。親友モーリス・ロネが政治スキャンダルから秘書を殺したのをかばうためアリバイづくりを買って出て事件に巻き込まれる。
A・ドロンとM・ロネの競演といえば「太陽がいっぱい」を思い出すがどうやら楽屋落ちらしくM・ロネの役名は同じ「フィリップ」でドラマはフィリップが殺されていよいよ佳境に入る。
もうひとつの楽屋落ちはA・ドロンの恋人役が当時熱愛中だったミレーユ・ダルクだったこと。実生活でスキャンダルに巻き込まれたドロンを最後までかばい続けた彼女はドロンにとってカケガエのないヒトだっただろう。ドラマでは最初は冷たい扱いをしたドロンだが、さぞ不本意だったことだろう。
本筋は次から次へと主要な人物が殺され、どうなるかと思ったが何度も危機を乗り越えたドロンの大活躍。得意のカーチェイスも見せ場だが、改めて観ると不自然なところも...。スタンゲッツのサックスが奏でる都会の雰囲気やモンパルナス駅でのロケ現場など随所に見所があるが、この内容で124分は少し冗長だった。



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