・ 映画館で観て良かったファミリー向けインディーズ映画。
映画専門学校のワークショップで生まれSNSで評判を呼んだのがキッカケとなり、大ヒットしたゾンビ映画。監督・脚本・編集は上田慎一郎。
映画専門チャンネルで30分のゾンビ作品をワンカットで撮る約束で引き受けた日暮監督。<安い・早い・質はソコソコ>という条件ながらハプニングにもメゲズ撮影に没頭していく。
ネタばれなしのレビューが難しい作品で、<最後まで席を立つな。この映画は二度始まる>というキャッチフレーズを信じて映画館で観たのが正解だった。
最初はゾンビ映画の撮影隊が廃墟で撮影中、本物が現れ撮影隊のメンバーが次々とゾンビ化して行く。その間37分が文字通りワンカットで撮影されている。
有名俳優も出ない、仕掛けも映像も驚きもない、よほどのゾンビ好きでも高評価とは言い難い37分間。大傑作という前評判の謎解きのためにも我慢して観ると次々と謎解きが回収されていく面白さが待っていた。
シナリオの出来が作品を左右するという典型だ。
まだ観てないない人にはネタばれになるが、<ゾンビ映画なのに家族ドラマでコメディ映画>だった。
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