本日にて9月議会、終了。
というわけで(?)議会終了後の昼一番で市長に↓会派としての予算要望↓を提出してきました。
税金であったり保険料であったり、名称は異なるものの役所が行う事業のもともとの原資は、全て皆様からお預かりしたお金です。
だからこそ役所は恣意的にお金を使うわけにはいきません。
そこで、市が事業を実施するにあたっては
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●翌年度に実施する予定の事業を予算という形でまとめる
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●予算の内容を市民の代表で構成する議会が審議する
↓
●その結果、可決されて初めて事業実施が可能になる
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という手順を踏むことになります。
逆に言うと「予算に載っている事業は実施されるし、予算に載っていない事業は実施されない!」のが基本ということ。
そのくらい、予算というのは重いものなのです。
である以上、実現したい政策があれば、予算の作成段階で働きかけることが、きわめて重要なわけで。
で、働きかけ方には色々ありますが、その一つとして、私共の会派では毎年この時期に「予算要望」を作成し、行政に提出しています。
ちなみに内容は↓こんな感じ↓。
(以下、目次です。か~な~り長いので「いや、そこまでは・・・」な方は、飛ばしてください)
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1■ 効率的かつ適正で持続可能な行政運営を実現するために
1-1 行財政改善・適正化に関する政策提案
1-1-1 臨時財政対策債に頼らない予算編成
1-1-2 滞納金の整理
1-1-3 学校園の水道使用量適正化
1-2 人事・組織の適正化に関する政策提案
1-2-1 技能労務職の不採用方針の徹底と技能労務職の活用および市の方針の明示
1-2-2 給与システムの適正化
1-2-3 手当の適正化
1-2-4 業務・組織の見直しと職員の適正配置
1-3 外郭団体見直しの推進
1-4 民間活力の導入に関する政策提案
1-4-1 一般家庭廃棄物の収集業務
1-4-2 学校給食の調理業務
1-4-3 保育所の民間移管
1-5 全庁的な公共施設マネジメントの推進
1-6 参画と協働のまちづくりに関する政策提案
1-7 工事総合評価競争入札方式の廃止
1-8 公用車の保有台数適正化
1-9 市営住宅の会計管理適正化
1-10 西宮市立中央病院の診療材料費削減
1-11 水道事業のあり方の適正化
1-12 民間活用が可能なオープンデータへの積極的な取組
1-13 公民館、市民館及び共同利用施設の適正配置の慎重な検討
1-14 職員採用試験についての十分な情報公開
2■ 夢はぐくむ学びのまちを実現するために
2-1 公立幼稚園の適正配置推進
2-2 子育て支援に関する政策提案
2-2-1 保育所の待機児童解消
2-2-2 病児・病後児保育サービスの強化
2-2-3 留守家庭児童育成センター
2-2-4 保育所保育料の値下げ
2-3 公立学校教育の質向上のための取組
2-4 小松小学校の建替えを含む大規模改修
2-5 小学校の音楽会における写真・ビデオ撮影
2-6 放課後事業の抜本的な改革
2―7 「教育環境保全のための住宅開発抑制に関する指導要綱」の運用強化
3■ 豊かな自然と都市環境に調和した美しいまちを実現するために
3-1 都市整備に関する政策提案
3-1-1 都市計画道路 小曽根線の改修
3-1-2 鷲林寺地区のまちづくり支援と農業振興
3-2 北部地域活性化に関する政策提案
3-2-1 北部地域交通政策について
3-2-2 不法投棄の監視の強化
3-2-3 名塩小学校児童等の通学対策
3-2-4 武庫川支流の河川対策
3-3 武庫川河川敷公園の景観維持・保全
3-4 都市景観形成建築物の指定
3-5 公園のごみ箱撤去への検証
3-6 都市計画道路浜甲子園線延長の廃止
3-7 道路の雑草対策の充実
4■ 安心して暮らせる安全なまちを実現するために
4-1 計画的な道路・橋梁の維持修繕の推進
4-2 危機管理体制と避難対策
4-3 市が関連する施設・設備の問題に対する対応の早期化・効率化
4-4 消防団車庫の整備の推進
4-5 市有地の利活用にあたっての周辺住民への配慮
4-6 子供を犯罪から守るために
4-7 武庫川の洪水対策
4-8 安全で安心な自転車走行の環境整備
4-8-1 新たな自転車道路整備の検証
4-8-2 自転車の交通安全指導の拡充とマナー啓発活動の推進
5■ 自然環境に対する意識の高いまちを実現するために
5-1 環境政策の抜本的見直し
5-1-1 新環境計画の見直し
5-1-2 西宮市地球温暖化対策実行計画等の見直し
5-1-3 ECOプランの見直し
5-1-4 環境学習事業の見直し
5-1-5 交通不便地区の解消と鉄道駅との交通接続機能の充実
5-1-6 次世代自動車の導入に関する市としての促進策
5-2 有害鳥獣の駆除
5-3 緑の保全
5-4 再生可能エネルギーの利用推進
6■ すべての人にやさしいまちを実現するために
6-1 市民の健康維持・増進と医療費抑制のための取組推進
6-2 社会福祉協議会の活性化
6-3 医療・保健に関する政策提案
6-3-1 病院機能について
6-3-2 健康促進事業の充実
6-3-3 西宮歯科総合福祉センターの補修並びに設備の充実
6-3-4 塩瀬地区の医療体制
6-4 適正な福祉の実現に関する政策提案
6-4-1 生活保護制度の運営改善
6-4-2 ケースワーカーの増強と組織の見直し
6-4-3 市営住宅施策の見直し
6-5 柔道整復師の施術にかかる療養費支給の適正化について
7■賑わいと活気のあるまちを創造するために
7-1 市民活動支援に関する政策提案
7-1-1 宮水学園事業の活性化
7-1-2 カレッジタウン西宮構想と大学交流センター
7-2 テニスコートの全面改修
7-3 商工政策に関する政策提案
7-3-1 市内企業・産業の育成
7-3-2 都市型観光事業の効果の検証
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マニアックにもほどがある内容で、すいません。。。
あ、ちなみに言うまでもないことですが。
予算要望が通ろうが何だろうが、賛成するべきには賛成しますし、反対するべきには反対します。
そこは当然、是々非々。
それこそが市長と議会という異なる主体が対峙しつつ、行政に関わる意思決定を行っていく二元代表制に求められていることだと私は思っています。
だから、ここはいくら強調してもし足りないくらいなのですよ。
この点についても、くれぐれも誤解のないよう、この場を借りて各方面にお知らせしておきます。
というわけで、今日のブログは、これまでで。
それでは失礼いたします。