西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

「見直しの必要性について検討」ってなんじゃらほい?特殊勤務手当についての質疑の具体的な内容をご報告します!

2023-08-21 14:44:56 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

またもや市職員が逮捕されたとのこと...
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運転免許が失効したのに乗用車運転 容疑で西宮市立幼稚園の教頭逮捕@昨日付・神戸新聞WEBニュース

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「自称」と書いてあるし、なかなか報告もないしなので「できれば、ホンマに自称であってほしい...」と思っていましたが、やはり、本当に市立幼稚園の教頭だったとのこと。
正直なところ、どうすれば、このような状況を脱することができるのか、途方に暮れる部分があります...

と嘆いていても仕方がないですよね。
というわけで、1回飛ばしてしまった一般質問のご報告の続きです。
今回は、具体的な質疑の内容についてご報告します。
それでは、どうぞ!

◇◇◇◇◇◇
【質問①】
会計検査院からも「検討を要する」と指摘された夜間特別勤務手当と年末年始特別勤務手当を見直すべきと考えるが、市の見解はどうか?
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【答弁①】
~特殊勤務手当についての説明なので略~
夜間特別勤務手当については、午後10時から翌日午前6時45分までの間に正規の勤務時間として勤務に従事した場合に支給する手当であり、正規の勤務時間内での勤務であるため、平成26年度の会計検査院の報告において給料との重複支給の指摘を受けたものと考えます。
しかしながら、身体的、精神的負担の大きい深夜の勤務であることに着目して当該手当を支給しており、国家公務員においても深夜勤務に伴う負担を考慮して同様の手当が支給されております。
また、年末年始特別勤務手当は、12月29日から1月3日までの間において勤務した場合に支給する手当であり、これらの期間に勤務した場合には「休日給」が支給されているため、会計検査院からは「重複支給の観点から検討を要する」との指摘を受けたものと考えております。
しかしながら、他の休日と異なり、年末年始という社会一般的に広く休日として取り扱われている期間において勤務に従事することに対する特殊性に着目して当該手当を支給しております。
これらの手当については、引き続き、地方公務員法に規定する均衡の原則等を踏まえ、見直しの必要性について更なる検討を行う必要があると考えております。

【質問②】
じんかい処理作業従事手当、葬儀業務従事手当、社会福祉法に定める指導監督及び現場業務従事手当、下水道清掃作業従事手当、機関業務手当、し尿処理作業従事手当についても廃止もしくは金額・支給条件の見直しを進めるべきと考えるが、市の見解はどうか?
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【答弁②】
本市では、限られた給料表にさまざまな職種、業務が混在しているため、じんかい収集業務など危険や不快等、他の業務に比べ著しく特殊勤務の要素が高い業務に従事する者に対しては、他の職との均衡上、別途給与上の措置を講じる必要があるとして、手当を支給しております。
他方、議員ご指摘の、手当の対象となる業務の範囲や同種の民間事業者との給与水準の比較については、特殊勤務手当の主旨や地方公務員法に規定する均衡の原則等の観点から、手当の支給にあたり考慮すべき事項であると認識しております。
市では、令和5年度より行政職給料表や技能労務職等の給料表を見直し、一定の水準是正を図ったところであり、今後その効果を見極めるとともに、引き続き、他都市の状況を注視しつつ、手当の見直しの必要性について更なる検討を行う必要があると考えております。

【質問③】
税務事務従事手当については他の部署で同種業務を行っていても手当は支給されていない。
職員間の公平性も考慮し、抜本的に見直すべきと考えるがどうか?
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【答弁③】
国においては、税務に従事する職員については、行政職とは別立ての俸給表で措置しており、その水準は、行政職よりも一定の配慮がなされております。
他方、本市では、国と異なり税務に従事する職員は他の行政職と同じ給料表で措置しているため、国の取扱いを勘案して、業務遂行に当たっての困難性を踏まえ、税務に従事する職員に対して手当を支給しております。
しかしながら、議員ご指摘の職員間の公平性等の観点も手当の支給に当たっての重要な要素であることから、引き続き、他の業務内容とのバランスや他都市の状況なども踏まえ、見直しの必要性について更なる検討を行う必要があると考えております。

【質問④】
今回指摘したものも含め、特殊勤務手当全般について、支給条件・金額を抜本的に見直すべきと考えるが、市の見解はどうか?
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【答弁④】
本市ではこれまでも、社会情勢の変化や他都市との均衡等を踏まえ、給与の適正化に取り組んでまいりました。
今後も、給与制度については、総額人件費の抑制の観点等から、関係職員団体と協議を行い進めていくべきと考えております。
このような中で、議員ご指摘の特殊勤務手当全般の見直しについても、市として認識しており、更なる検討が必要であると考えております。
地方公務員法に規定する均衡の原則等を踏まえ、引き続き、国や近隣他都市の動向を注視しつつ、社会情勢の変化など、業務を取り巻くさまざまな環境の変化を踏まえ、その見直しの必要性について検討してまいります。
◇◇◇◇◇◇

「見直しの必要性について検討」ってのは、なんなんやろうな...と思いつつ。
これらのやりとりを踏まえて、最後にまとめて意見要望を述べていますが、ちょっと長くなりすぎるので次回に続きを掲載します。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。


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