昨年度、議会関係の役職としてお預かりしたのが、阪神水道企業団の監査役。
こちら任期が西宮市とはズレている関係で、昨日で任期満了となりました。
様々お世話になった関係者の皆様には、ありがとうございました。
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私、議会関係の役職をお預かりするときは、
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●出来るだけ爪痕を残したい
→自分が、その役についたからこそできた成果をあげたい!
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と意識しています。
議長の間に実現できた質問の事前通知についてのルール化なんかは、その成功例の筆頭ですね。
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【ご参照】
課長級以上の全職員さんへ。3月議会以降、答弁調整のルールが徹底されなかった場合は議会事務局にご一報ください!@2021年2月のブログ
で今回、お預かりした阪神水道企業団の監査役。
阪神水道企業団は神戸・尼崎・西宮・芦屋・宝塚の5市で構成される(来年度には明石市も加入することが決まっています)広域企業体。
西宮市×南部地域の使用水量の9割以上は、阪神水道企業団から供給されており、西宮市にとっても、その存在感は大変大きなものです。
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【ご参照】
水道事業のあり方の検討を!① @2014年10月のブログ
この監査役として構成市のうち
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●神戸市会議員から毎年1人
●西宮と尼崎の市議会議員から1年交代で1人
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が選出されることになっており、昨年度は西宮市から選出される番でした。
で、私が、その役割をお預かりしたというわけですね。
監査役としての主な仕事は
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●毎月の出納内容に対する例月監査
●年に一度行われる決算時の決算監査
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なわけですが、例月監査については、基本的にお金の出入りを見るだけで、そこまで大きな問題はない印象だったんですよね。
一方で、現状は単年度の出納資料だけを見る形になっていることから、比較材料がなく、その内容が適切で問題がないかの確認が難しいと感じました。
なので基本資料として、前年度との比較資料をつけるように改めてもらったのが、爪痕といえば、爪痕らしい部分なのかな…と思っています。
一方で、決算監査の際には、いろいろと思うところがありました。
決算内容自体に大きな問題はありませんでしたが、それを説明する資料の中に、
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●同じ資料なのに、部署によって計算の基準等がバラバラ
●各個人の「私療休」や「生理休暇」などの個人情報が、多くの関係者の目に触れる形で開示
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等、複数の気になる点があったので、様々、改善を求めました。
これらの指摘内容について、きちんと前向きに受け止め、改善する方向で検討を進めてくれていることは、ちょっとした成果かな…と思っています。
以下、指摘した事項と、現在の進捗状況&今後の方針。
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一方で、あくまで個人的な感覚ですが。
私自身は、監査役には議員が就くより、会計や法的な専門的知識を持つ弁護士や公認会計士等がついた方が良いのかな…と思っています。
その方が、より質も高く、充実した監査ができるのでは?と思いますし。
実際、西宮市では議会改革の流れの中で、数年前にそう改めています。
ただ、この話は西宮市議会の中でも当時、相当揉めました。
複数の自治体が関係する阪神水道企業団で!となると、そう簡単に同意が取れるとも到底思えないわけで難しいですね。
なにはともあれ、良い経験をさせていただきました。
こうした経験も市議会議員としての活動に反映していけるよう、努めてまいります。
それでは今日のブログは、これにて失礼いたします。