10月のこの時期は毎年恒例のお祭り!
なのですが状況が状況だけに去年に続き、今年も神輿は展示だけにとどめ、来てくれた子供達にお菓子を配りました。
しかし、ちょっと暑すぎますね、こりゃ…
というわけで、やってきた息子たちとパシャリ。
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さて本題、今日は西宮市の2020年度決算についてご報告。
やや難しめの話ではありますが、大事な話ですし、お付き合いくださいませ。
西宮市の2020年度決算は
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●歳入(=収入)の総額が3287.5億円
●歳出(=支出)の総額が3221.7億円
⇒実質収支は62.8億円の黒字
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でした。
ちなみに実質収支が62.8億円の黒字というのは過去最大の黒字額とのこと。
一見、新型コロナ感染症の影響とは無縁の良好な決算に見えますよね。
ところが内実は大きく異なっておりまして。
お役所の決算では
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●市債を発行して得た借金
●過去に積み立てた貯金(=基金)を取り崩して得た資金
●他社に貸していた資金が返却されたもの
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が全て、その年の収入として計上されます。
そのため単純な収支だけでは実際の財政状況は判断できないんですよね。
実際、2020年度決算については過去最大の黒字を計上する一方で、
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●市が「実質的な収支は赤字」と表明
●1999年度以降で初めて、市債残高(=借金額)が増加
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等、厳しい状況を示す要素が数多く表れています。
てゆうか、貯金取り崩してやりくりした結果が「過去最大の黒字!」ってのは、どう考えても違和感ありありですよね…
国と違って貨幣の発行権を持たない地方自治体において、適切な市民サービスを提供し続けるためには、健全な財政状況を保つことが、きわめて重要です。
だからこそ私は引き続き、堅実な行政運営を求めるとともに、市政における課題・問題点の追及、改善策の提案に力を注いでまいります。
引き続き、地道にコツコツ頑張ります。
というわけで今日のブログは、このへんで。
それでは失礼いたします。