こんなことってあるもんなんですね。
すごい!
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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190110-00000022-kobenext-l28
さて本題、今日は以前から追いかけている職員採用試験の話など。
前市長時代に始まった「全員面接」という市の採用手法について、私が
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①全ての段階の試験に面接が入ることで、ペーパーテストがダメでもコミュ力が高いからOK!というポーズを取ることが可能になった
⇒「面接の配点を高くして、筆記が低かった場合の足切りもなくしたから、筆記が無茶苦茶低くてもOK!」ということも起こりうる(≒理論上、縁故採用がやりやすくなる&特定個人を通しやすくなる)
②約1,000人にもなる応募者全員を面接するため大きな時間と手間がかかるが、その効果は不明
⇒従来の「1次は筆記、2次以降で面接が入る」という形でも2段階以上の面接があり、それほど大きな違いがあるかが謎
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という面から問題があると考えているのは既報の通り。
そして、こうした疑義をなくすためには、
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●個人の特定につながる部分は除いて
●小論文・面接等、各試験の配点や、個人の得点
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を開示するべきですよね。
こうした流れの中、西宮市に情報開示を求める訴訟が行われ、市は敗訴。
これによって、市は求められる情報を公開しなければならないことになりました。
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職員採用試験に関する情報公開について、市の敗訴が確定しました。というわけで、追及始めます!@2018年12月のブログ
てなわけで試験結果についての情報提供を求めたところ、出てきましたよ~、3次試験に関する資料だけは...
しかし、この黒塗り感はすごいな。。。
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資料及び説明によると、3次試験の配点は小論文が100点で面接が500点。
受験者166人中、
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●100点満点の小論文は最高80点/最低34点
●500点満点の面接は最高500点/最低200点
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となっています。
500点満点の500点!とかあるんですね。
すげー。
ちなみに、市が全段階で面接を実施したがる理由は「より人物重視の採用が実施できるから!」というもの。
んで、来年度以降も全段階での面接を実施する方向で考えているようです。
でも、それって、ほんまにそうなんか???と。
そもそも、この主張が妥当なのか?を考えるためには、
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●受験の面接点が1次・2次・3次で大きく変わってくるのか?
⇒変わっていないなら、面接を増やす意味は、あまり大きくないのでは?
●そもそも採用時の評価と、採用後の人物評価は合致するのか?
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というところの検証が必要だと考えています。
でも、そういう取組みがされてる様子はないんですよね。
別に人物重視に異論があるわけじゃないんですよ、私だって。
でも、そこにかける手間に、本当にそれだけの価値があるんやろか???と。
また、今のやり方だと、市の採用につきものの「縁故的なものが入る余地はないのか?」という疑問は払拭できません。
そもそも、そこまで人物に拘るなら、採用した後に、人物のやる気を引き出せるような人事考課&考課結果の給与等への反映といったあたりにこそ、取り組むべきでしょ!
採用業務の中核を担う人事部は、市全体に対して、「残業が多いから、減らせ!減らせ!」と言っている部署でもあります。
ところが、その人事部で、かなりの残業が日常化しています。
その背景に、こういう仕事の進め方があるというあたり、なんとも言いがたい話だと思うんですよね。
1次・2次試験についても同様の資料を請求しているのですが、今のところ、出てくる気配がないのっても、ホンマ、ええ加減にせえよ!ですし。
しかし、ここまで待たせられるって、なんなんやろ。。。
というわけで、この話、今後も変わらず追いかけます。
それでは失礼いたします。