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西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

いろんなことを考えないと。

2012-11-12 17:32:27 | 夢はぐくむ学びのまちを実現するために

先週末に、市が買いたがっている、
アサヒビール西宮工場跡地のことに関連して説明を受けました。
内容は、仮に、市がアサヒビール工場の跡地を購入することが出来ず、
全ての土地が
 ①住宅地として開発された場合
 ②商業施設群として開発された場合
どのような影響が考えられるのか???
ということをシミュレートしたものです。
このシミュレーション自体が、かなり極端な内容でもあれば、
仮定に仮定を積み重ねたものでもあるため、
実際、そうなった時に、どの程度、現実に近いものになるのかは
分かりません。
が、私は、このシミュレーション、非常に重要な内容だと思っています。
↓で、この資料中、とても気になる部分が、こちら。
 ちょっと長いのですが、是非、ご覧下さい。↓
「asahiatotisimyu20121113.doc」をダウンロード

ここで重要な点は二つ。
 ○アサヒビール跡地が全部、住宅地として開発された場合、
  「発生した児童を津門小(現校区)や周辺の小学校(上甲子園小学校)で
   受け入れることは困難であり、小学校の新設を検討する必要がある」
  と明確に認めていること
 ○同時期に、津門小学校は最大受入可能学級数25に対して24~25、
  上甲子園小学校は最大受入可能学級数22に対して20~22と、
  アサヒビール工場の跡地開発がなくても、きわめて厳しい環境に
  おかれると予想されていること
です。

ところで、このシミュレーションはアサヒビール工場跡地の10ha全てが
住宅として開発された場合の話ですが、当然、他のパターンもありえます。
例えば、市が希望通り、アサヒビールの工場跡地を購入できた場合。
市が購入したいといっている土地は10ha中4.5haなので、
残り5.5haは、おそらく民間事業者によって開発されることになります。
そうなった場合、その5.5haは住宅地として開発されることになる可能性が
高いでしょう。
なにせ、西宮は人気の住宅地ですから。

で、そのケースを、市のシミュレーションから単純計算すると、
最盛時で10学級程度を必要とする規模の児童が、
この地域に存在することになります。
また、これは、市の提示した楽観的な予測に基づいたものであり、
これより多い児童数になることも十分、想定されます。
一方で、地域の小学校の学級数が、既に飽和状態であるというのは、
上で示した通りです。
となると、市が希望通り、土地を購入できた場合であっても、
「本当に、小学校を
新設する必要はないのか?」
が問題となるケースは十分、考えられます。

行政が多額の資金を投じて、大量の土地を取得したにも関わらず、
周りの教育環境は児童数の大幅な増大によって劣悪になった!!
などということは許されません。
こういうことも考えて、計画は検討するべきだと思うのですよ。

アサヒビール工場跡地のことについては、
とにかく分からんことが多すぎますが、
今後もしっかりチェックするとともに、情報発信していきますので、
ご注目ください。

それでは失礼いたします。