本日、尼崎市が開催した
「震災がれきの受け入れについて稲村市長とともに考える対話集会」
を聞きに行ってきました。
色々と意見が飛び交っており、参考になる話も聞けました。
受入に対する様々な意見はおきますと、
このような形で市長が前面に出て、市民の声を聞く場を設けていること自体、
評価できることだと、強く思います。
ところで、聞いてみての感想ですが。
私、どうも、尼崎市長は実質的には震災ガレキを受け入れるつもりは
ないのでは???と思いました。
あくまで個人的感想ですが。
尼崎市長が仰っていた中で、印象深かったのが、
○市は今の時点で受入を決定したわけではない
○今日の市長対話集会はみんなで考えるプロセスのスタート
○どのような結論を出すにせよ、あらゆる課題について
じっくりと意見を集め、時間をかけて検討することが必要であり、
すぐに結論が出せる問題ではない
○被災地の本当の状況、ニーズを確認するのが最優先であり、
受入ありきではない
といった内容を強調していたことでして。
ここらへんの話を、役所のペースでじっくり進めていくと、
二年や三年はすぐにたってしまって、不思議じゃないな~、と。
で、それだけの期間がたてば、計画通りに進めば、
被災地での瓦礫処理は、既にほぼ完了しているはずなわけで。
西宮市は尼崎市・芦屋市辺りと歩調をそろえることを、
ずいぶん、重視しているようですので、
尼崎市の対応は、とても重要だと思っています。
以前にブログに書いたフェニックスへの搬出基地の話もありますし。
尼崎市の今後については、引き続き、
強い興味と関心を持って、見ていきたいと思います。
ところで、今日の意見交換会で、も一つ興味深かったのが、
昨日のブログに掲載した内容に関する質疑が、
出席者と尼崎市長との間でなされたことでした。
以下、速記です。
【質問者】
(西宮市長が)「みんなで被災しよう」ではないけれど、
痛み分けだということで率先して瓦礫を受け容れるような発言を
されたんですけども、ご存じですか?
そのへんは市長としてどのようにお考えなんでしょうか。
【尼崎市長】
西宮市長からは、その通りの発言を私も直接伺っています。
これ、尼崎市長が、全編中継・録画されていることを、
よくよく認識しているはずの場で発言した内容ですからね。
まさか、嘘をついているとも思えません。
やっぱり、西宮市長は、そういう感じのことを思ってもいれば、
言ってもいるんちゃうの???と。
(詳しくは、↓こちら↓の1時間37分経過ぐらいからでご覧いただけます。
http://www.ustream.tv/channel/amagasaki-taiwa )
繰り返しになりますが、
事実であれば、市長は、ガレキが放射能で汚染されていることと、
それによる危険性が存在することを前提に、
それでもガレキの受け入れを進めようとしていることになります。
そうした考え方は、西宮市民の命と生活を預かる立場にある西宮市長として、
大きな問題があると思うのですよ。
私なりにもっと調べ、できる限りの対応をしていきたいと思います。
まずは、お知らせまでに。
それでは失礼いたします。