↓公立小・中学校の少人数学級化に関連する記事三件↓
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100828-OYT8T00180.htm
http://www.asahi.com/politics/update/0824/TKY201008240535.html
http://mainichi.jp/select/today/news/20100828k0000m040051000c.html
よくよく中身を見てみると、
『国、地方合わせて年間約2670億円の負担増となることから、
川端達夫文科相は
「14年度までに国民の理解を得て、恒久的な財源確保に取り組みたい」
と実現には財源論議が必要との考えを示した。』←毎日新聞
『厳しい財政事情で各省庁とも切り詰めを求められており、
今回の計画がそのまますべて実現するかどうかは不透明だ。』←朝日新聞
となっており、
〇財源的な話が問題となってくる!
〇まだ決まった話ではない
ということが読み取れる内容にはなっています。
とはいうものの、かなり現実味を持った話になってきてるのかな~、と。
単純に、一人一人の先生が見なければならない子どもの数が減れば、
教師にかかる負担は減るんやろうなあ、と思います。
で、それによって、「より質の高い教育が実現できます!」
と言われれば、そら、そうやろうな~、とも感じるわけで。
大きい視点で見るならば、素直に喜ぶべき話だろうとは思うのですよ。
とは言うものの、西宮市の場合、この話を諸手を挙げて喜べない
現実があります。
このブログで、再三取り上げている話ではありますが。
西宮市には、いまでも学校規模に比べて
学級数が過剰になってしまい、仮設校舎の設置等によって、
なんとか、しのいでいる学校が多くあります。
そんな中、一層の少人数学級制化を進めることは、
確実に、教室数の、より一層の不足につながります。
それは更なる校区変更の実施にも、つながりかねません。
新聞記事等では教員増による人件費負担のことしか書いていませんが、
西宮市の場合、仮設教室の増設等・施設改修にかかる費用を筆頭に、
他にも多額の必要費用が発生することが容易に予想されます。
個人的には、それは、一層の教育環境悪化につながる面もあると
考えています。
悩ましい話ではありますが、こうした現状を、
もっと多くの方に知ってもらう必要があるのではないかいな、と。
これが実現したら、西宮市では、どういうことが起きるのか?
そこらへんを、も少し、詳しく調べた上で、
なんらかの働きかけができないものか、考えていきたいと思います。
なんとも、悩ましい話です。。。