西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問のご報告@施設操作グループ ③

2010-07-01 18:03:23 | 市民に信頼される公正で効率的な行政と議会

今日の午前中はフレンテ特別委員会を傍聴してきました。
なんというか、予想に違わぬ迷走っぷりですな。
さてさて今後どうなることやら。。。

「9月議会では一定の方向性を示す!」
と約束しているので、それを待ちますが。
市の天下り先である西宮都市管理㈱を生き延びさせるためだけに、
○市の西宮都市管理㈱に対する巨額の債権を放棄するとか、
○何十年もの長きに渡って、巨額の資金援助をし続けるとか
ってのは、ない話やと思うんですよね。
そのお金、どこから出てきてるか、分かってますか?と。
引き続き、今後の展開を注視していきます。

で、本題。
昨日に引き続きの一般質問のご報告です。
なお、黒字は私の言ったこと等、赤字は先方の答えたことです。
どうぞ、ご覧くださいませ。

-------------------(ここから質疑開始)-------------------

①施設操作グループの業務内容を抜本的に見直し、
  勤務の効率化に努めるべきだと考えるが、どうか?
   ↓

【環境局長】
~施設・日々の業務内容の説明等。本論と関係ないので割愛。~
これまでにも両施設においては勤務体制等の見直しを行い、
職員数の減員などに取組んでまいりました。

~超過勤務時間削減のための取り組みを詳述。
  こちらも本論とは関係が希薄なため、割愛。~

このことにより、超過勤務時間を概ね ~中略~ 年間1,900時間の
削減が可能となります。
また、現在行っている勤務時間の見直しにおきましても、
超過勤務時間の削減ができるものと考えており、
今後とも、勤務体制や業務内容の見直しを総合的に進めることで、
効率化に努めてまいります。

②更衣・洗濯・洗身を勤務時間内に行うことの妥当性について、
  どうお考えか?
   ↓
【環境局長】

過去の判例等によりますと、第一義的には、これらに要する時間を
勤務時間に含めるべきではないとされております。

~ 市側の考え方の説明。
   こちらにとって重要な内容ではないので割愛。~

今後の運用につきましては、当該施設内における作業内容を
改めて検証した上で、勤務時間内における洗身等について
適切に対応してまいります。

③勤務体制を3交替制から2交替制に改めるべきだと考えるがどうか?
   ↓
【環境局長】

ご指摘のとおり、勤務体制を2交替制に移行することにより
引継ぎ時間が短縮され、超過勤務時間の削減が可能と考えております。
全国的に見ましても2交替制を採用している施設が多いことから、
本市においても課題であると認識しております。

~ ここから市側の立場の説明。
   これも、こちらにとって興味ある内容ではないのでカット。 ~

このことから、2交替制につきましては、業務内容の見直し等、
より効率的な運転管理業務のあり方を引き続き、調査研究し、
検討してまいります。

ご答弁の中で、いくつかの見直しによって
「年間1900時間の超過勤務削減が可能となる」ことをお示しいただきました。
私が厚生常任委員会で指摘してきた内容に対する対応も含めて、
施設操作グループが「これまで超過勤務時間の削減に取り組んできた」
ことは一定認識もし、評価もしております。
しかしながら同グループの昨年度の超過勤務時間は合計23,607時間。
今回削減できるとお答えになった1900時間は、
超過勤務時間全体のわずか8%でしかありません。

依然として超過勤務時間が多すぎる!という事実は見逃せませんし、
まだまだ見直す余地があるということは、質問の中で指摘した通りです。

「勤務時間内に行っている更衣・洗濯・洗身は過去の判例等から、
 一義的には勤務時間に含めるべきではないとされている」
「勤務体制を2交替制に移行することにより引継ぎ時間が短縮され、
 超過勤務時間の削減が可能と考えている」
という答弁内容を念頭に、ご答弁いただいた通り、
「勤務体制や業務内容を総合的に見直し、効率化に努め」て頂きたい。
要望します。

なお改めて言うまでもないことですが、効率的な勤務体制の構築は
施設操作グループだけの問題ではありません。
他の部署においても、同様に多くの課題があります。
とりわけ水道局については、施設操作グループ同様、
多くの問題がある
ことから、当初、今回の一般質問で
まとめて取り上げる予定でしたが、
先般配布された監査報告の中で、私が感じていたのと同様の内容について、
厳しい指摘を受けていたこともあり、質問対象とすることを取り止めました。
監査で指摘を受けた内容も含めて、徹底的な業務体制の見直しを
推進して頂くよう、この場を借りて強く要望しておきます。
また、勤務時間内に更衣・洗濯・洗身を行っているのは、
施設操作グループだけではないこと、
そうした実態を改めることの重要性もあわせて指摘しておきます

さて今議会では、「西宮方式の事業仕分け」が
取り上げられる機会が非常に多かったと感じています。
私も、それぞれの事業を必要性も含めて問う事業仕分けは、
非常に意義深いものだと考えています。
しかしながら、現存する事業における、
効率的な勤務体制の構築を全庁的課題と認識し、
全ての部署の業務体制・内容を厳しい視点で見直すことも、
これに劣らず重要です。
効率的な勤務体制の構築。
この重要性を改めて指摘するとともに、
しっかりとした対応を進めていただくよう、要望しておきます。

-------------------(これにて質疑終了)-------------------

実は、このブログには、あまりきちんと書いたことがなかったように
思いますが。
「庁内各部署は、バランスのいい人員配置になっているのか???」
という疑問から各部署の超過勤務時間を調べたところ、
水道局と施設操作グループが
「所属人員が非常に多い上、一人ひとりの残業時間が非常に多い」
状態にあることが分かったのが、約一年前。
それ以来、この二つの部署の勤務体制について、
色々と調査を進めていました。
で、特に施設操作グループについては、
所属する厚生常任委員会で様々、指摘してきたこともあるのですが、
そうした内容の集大成が、今回の質疑になりました。
そもそも、最初の答弁であった
「見直しによって、超過勤務時間が1900時間削減されることになった」
という見直し自体、私が委員会で繰り返し指摘してきていなければ、
なかったものだと思っています。
それについては先方も非公式な場ではありますが、認めていますし。

今回の答弁は、今後につながる非常に重要な内容のものだと思っています。
今後もしっかり事態の推移を見守っていかねばなりませんね。
担当の方にも大変やろけど、しっかり頑張ってもらわねばいけません!

ということで、施設操作グループに関する一般質問のご報告は、
これにて終了。
それでは失礼いたします。