西宮市議会議員 しぶや祐介の活動日記

「子育てするなら西宮」「文教住宅都市・西宮」「住み続けたいまち西宮」の実現を目指す西宮市会議員のブログ。

一般質問終了。

2008-12-11 18:45:00 | 市政全般に関連すること

昨日、一般質問が終了しました。
気にかけていただいた方、いらっしゃいましたら、ありがとうございます。
結構、大きく、新聞にも取り上げてもらいました。
データで載せると重すぎるので、ちょっと、引用してみます。

西宮市長3選の公約
 ~73項目 実現に330億円~
 西宮市は十日、十一月の市長選で三選を果たした山田知市長の公約(七十三項目)を実現するには、概算で三百三十億円かかることを明らかにした。市が初めて試算した。山田市長は「実現に向け全力で取り組む」と答えたが、総合計画担当理事は「経済の先行きは不透明。 (総合計画の実施と合わせ)財源が確保できないことも予想される」と逃げ道を残した。
 市会本会議で渋谷祐介市議(にしのみや未来)の質問に答えた。
 山田市長は先月の市長選挙で七十三項目のマニフェス卜を掲げて当選。項目は、小中学校の普通教室にエアコンを整備▽中学生までの医療費無料化▽多世代交流センターの新設―など。
 このうち市単独では事業化できない、年限を明示していない―などのケースを除き、担当課が試算した。三百三十億円のうち、国・県の補助金や借金を見込める分を除いた四年間の市の支出は約百二十億円という。
 渋谷市議は、中学生以下の医療費無料化だけで四年間に二十億円以上必要だとし、「総額は百二十億円を超えるはず」と指摘。「公約を聖域にせず、それ以外の必要な課題にも取り組んで」とくぎを刺した。
(2008.12.11 神戸新聞)

本当は「澁谷」だったりとか、趣旨的に、もう少し付け加えたいことが
あったりとかもするのですが、ま、ここらへんは仕方ないですな。

記事の中でも一部取り上げていただいていますが、私が、市長公約に関連する
質疑の中で、訴えたかったことの主だったところを述べますと、
 〇公約の実現には、四年間で120億円もの費用が必要ということ。
 〇過去最大級の黒字であった、2005・2006年度の決算でさえも、
   特殊要因もあった上で、単年度の黒字は30億円程度。
   ということは、仮に連続して過去最大級の黒字を計上しつづけたとしても
   (「百年に一度の大不況」とも言われる現在の経済状況を考えると、
    そんなことはありえませんが)、その黒字のすべてが、
   公約達成の為だけに吹っ飛んでしまうこと。
 〇しかも、その中には、市長任期の四年間だけでなく、その後も継続して
   多額の費用が必要になる公約が多数存在すること。
 〇市長公約の中にも、あまり優先度の高くない事業もあれば、市長公約に
   上げられていなくても、取り組まなければならない課題もあること。
   にもかかわらず「公約最優先!」というのであれば、新しい取り組みなど、
   なにもできなくなってくる上、折角、これまで取り組んできた必要な事業にさえ、
   大きな支障が出てきかねないこと。
 〇西宮の厳しい財政状況を考え、未来の世代に対して責任を感じるなら、
   もっと、きちんとした政策の取捨選択を行い、系統だった取り組みを
   行うべきであること。
といったところです。
(誤解のないよう書いておきますが、私は「小中学校の普通教室にエアコンを整備」
 「中学生までの医療費無料化」といった、具体的な施策自体に
 賛成だとか反対だとか言っているのではありません。
 本市の抱える課題を系統立てて整理しなおし、市長公約に掲げられた施策も、
 既存の施策も、そのどちらでもなくても取り組まなければならない施策も
 全部含めて、抜本的に見直すべきだと考えている、ということです。)

質疑の内容が、いかにも「暖簾に腕押し」な感じになったのは、
なんとも悔しいかぎり。
とは言うものの、質疑の中で市長自身が
「既存事業・施策を含む全市的な調整を行う」ということを述べたのは、
私の立場からは注目に値することだと考えています。
(とは言うものの、ほんの1ヵ月前の選挙で掲げた公約について、早くも、
 こうゆう発言をせざるを得ないということ自体、 なんともトホホな話ではありますが。)

詳しい内容については、また後日、ブログ上で報告します。
それでは失礼。