できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(7月9日)のプリキュア話

2023-07-09 22:27:19 | プリキュア話

今日は7月9日(日)。いつものとおり日曜日なので、朝からプリキュアと仮面ライダー見て、部屋の掃除してました。そのあと家で仕事しようかと思ったんですけど、眠くて今日もまた昼寝。最近、よく家で昼寝してますわ。あしたも一日家に居るので、せめて授業準備くらいはがんばらないといけないですね。でないと遅れている原稿執筆とか校正作業に手が回せないので。

さて今日のプリキュアですが、前回からの話のつづきです。プリキュアたちの敵・バッタモンダーがつくったランボーグのなかに、ソラちゃん(キュアスカイ)のあこがれの人・シャララ隊長(=スカイランド王国の護衛隊長)が閉じ込められている。また、倒れたシャララ隊長にバッタモンダーがありったけのアンダークエナジーを注いで、それでなんとかランボーグのなかで生きている状態だということ。それを知ったソラちゃんは、ランボーグもバッタモンダーも倒せなくなり、「ヒーロー失格」と思う。そこまでが、先週の話でした。

今週は、そんな失意のソラちゃんが一度、人間界を去って、スカイランド王国に戻る話。冒頭は学校で国語(古典)の授業を受けているましろちゃん(キュアプリズム)が、授業を上の空で聞いているところからはじまります。どうやらソラちゃんは、学校を休んだ様子。ましろちゃんが帰宅してみると、ましろちゃんがプレゼントした手帳に「私はヒーローになれません」と書置きをして、スカイランド王国に帰ってしまった様子。そのあと、スカイランド王国の実家に戻るソラちゃんが描かれます。

ソラちゃんは実家で両親と弟に迎えられて、「おなかがすいた」ということでシチューをたべます(スカイランド王国ではチシューというようですが)。そこでソラちゃんは家族を前に、こんなことを話します。自分がヒーローになりたいと強く願ったから、プリキュアになるためのミラージュペンが心のなかから出てきた。でも今は、その気持ちがでてこない。夢も、仲間のたてる作戦も信じられない。そうしたら「ヒーローになれない」と思って、ミラージュペンが消えた…。それを聞いた弟はソラちゃんに「絶対にヒーローになるって約束したのに!」と起こります。でも父親は「人が本気で決めたことに口出しはよくない」といって、弟をたしなめます。

一方、ましろちゃんたちは、家を出て行ったソラちゃんをどうやって迎えにいくか、相談します。「私は行かない。ひとりにしてあげたい」というましろちゃんに、「なんのための仲間?」というツバサくん(キュアウィング)。「私、ツバサくんと行ってくるね」といって、アゲハさん(キュアバタフライ)はましろちゃんを置いて、スカイランド王国に通じるゲートをくぐります。そんなプリキュアたちを見て、ヨヨさん(ましろちゃんの祖母=スカイランド人)は、「なりたい私があったけど、その夢がなくなったとき、なにを頼りにしたらいいのかしら…」と、赤ちゃんのプリンセス・エルに語りかけます。ただツバサくん・アゲハさんが、ソラちゃんの家にたどり着いた頃、ソラちゃんは父親と出かけているようでした。

ソラちゃんは、父親(名前は「シド」というそうですが。もしかしてお母さんは「ミファ」でしょうか?弟は「ドレ」ですかね?)と、星空を見上げながら、湖のそばで話します。昔、ソラちゃんが「ヒーローになりたい」と思ったのは、スカイランドの学校のなかでいじめがあったときのこと。そのとき、父親はソラに「自分の心はなんといってる?」と聞きました。すると星空からたくさんの流れ星が降り注いで、そんななかでソラちゃんは「ヒーローになりたい」と誓ったのでした。そんなことをソラちゃんは思い出して、プリキュアに変身するためのボタンを湖に投げようとしたのですが…。

そんなとき、ソラちゃんの母親は、ツバサくん・アゲハさんに「もう少し、時間が必要かも…」という話をしていました。アゲハさんたちは「やさしくて、まっすぐで、すてき。みんな大好き」と、ソラちゃんのことを伝えます。そのころバッタモンダーは、「大好きな友達が苦しんでいるとき(ソラちゃん=キュアスカイ)、もっと苦しくなるんだよなー」といって、次の悪だくみを始めます。

さて、ソラちゃんやアゲハさん・ツバサくんが戻ってくるのを待ちながら、ひとりで待っていたましろちゃんは、ソラちゃんに手紙を書きます。その手紙をヨヨさんに届けてほしいと頼みます。そんなときに、ランボーグが出現。戻ってきたアゲハさん・ツバサくんとともに、ましろちゃんは変身。3人のプリキュアでランボーグとバッタモンダー相手にたたかいを挑みます。

手紙を預かったヨヨさんは、赤ちゃんのエルをつれて、スカイランド王国のソラちゃんの家へ。そこでまきわりをしているソラちゃんに、ましろちゃんからの手紙を渡します。そのましろちゃんからの手紙を読んでいる様子を、ソラちゃんの両親・弟が見ています。

そのましろちゃんの手紙には、ソラちゃんあてにこんなことが書かれていました。はじめてましろちゃんがプリキュアになったとき、ソラちゃんは「自分はもっと強くなる」と言った。今度は私(=ましろちゃん)の番。前よりも強くなったランボーグだけど、隊長さんを助けるのは、私たちに任せてほしい。ソラちゃんは無理にたたかわなくていい。それよりも、元気になってほしい。「ヒーローになれなかった」なんて言わないでほしい。もっと前から、私(=ましろちゃん)にとって、ソラちゃんはヒーローだから…。

その手紙を読んで、ソラちゃん。「たたかわなくて逃げた。こんなヒーローがいていいわけがない。でも、今は行かなきゃ。大事な友だちが待っているから」と言います。すると、心のなかから再びミラージュペンが復活。ヨヨさんから「ランボーグが街で暴れている。時間がない」と聞いて、ソラちゃんは再び戻ります。その様子を見て、ソラちゃんの両親は「笑って送り出そう」「つまづいたら、また戻っておいで」と声をかけます。そして「愛はひとつではない、何度でも生まれる」と、父親はつぶやきます。また、ソラちゃんは「今の私はヒーローなんて口にできない。でも、あなた(=ましろちゃん)がそう呼ぶなら…」といい、「自分には背中を押す人がいる。立ち止まるな、ヒーローガール!」といって、人間界に戻っていきます。

そのあと、バッタモンダーとランボーグを相手に苦戦中の3人のプリキュアのところに、キュアスカイに変身したソラちゃんが戻ります。そのキュアスカイとキュアプリズムが再び手をつなぎ、アップドラフトシャイニングで、ランボーグを浄化。すると、シャララ隊長も助かったうえに、アンダークエナジーを全部吸い取って、ヨヨさんの持っていたミラーパッドも満タンになります。

ランボーグを倒したあと、まだなにかじゃまをしようとするバッタモンダーに「1ミリでも動いたら、絶対に許さない」と、今度はキュアプリズムが言います。その声を聴いて「いい言葉だな、また会えたな、ヒーローガール」といって、シャララ隊長の意識が戻ります。そのあと、キュアスカイはバッタモンダーにとどめをさすのかと思ったら…。「どんなことをされても負けないくらい、強くなる」といって、キュアスカイはシャララ隊長を抱きかかえて、去っていきます。

ヨヨさんの家のベッドの上で休みながら、シャララ隊長は「プリキュアたち、強くてやさしい。これはヨヨさんが育てたの?」と聞きます。ヨヨさんは「むしろ、教えられるばかりです」と答えます。一方ソラちゃんは「未熟なりに、これからも前に進みます。みんなよろしく」とほかの3人のプリキュアにあいさつします。そんなソラちゃんに、ましろちゃんは「もう一度、手帳を受け取ってほしい」と頼みます。その手帳をソラちゃんはもらって「絶対にヒーローになる!」といって、今回はおわりです。

ということで、夏休み前にプリキュアの敵が強力になり、一度、プリキュアたちが挫折する。そこからまた立ち直って、強くなる…という、毎年の物語の展開が、今年も前回・今回も「キュアスカイ=ソラちゃんの物語」として描かれました。次回はシャララ隊長も復活し、ミラーパッドにエネルギー(キラキラポーション)がたまったので、プリキュアたちがスカイランド王国に戻って、エルの両親=王様夫妻を目覚めさせる話になります。どうやら予告編ではそのとき、エルになにか変化があって、新しい技かアイテムが出せるようになる感じです。これもエンディングが先週から変わり、夏休み前に新プリキュアや新アイテム、新しい技が出るという例年のパターンからすると、エルちゃんもかかわった新しい技とアイテムが出る予感がします。

そして、今回のエンディングに登場したのは、キュアドリーム。また、秋の劇場版映画「プリキュアオールスターズF」の広告も出始めました。この「F」が何を意味するのか、そこが気になりますね。プリキュアシリーズ全体のおわりなのか、それとも「オールスターズ」をこれ以上続けるのは、プリキュアの人数が多くて無理だからなのか。いずれにせよ、なんらかのかたちでの「フィナーレ」「ファイナル」の「F」という意味が込められているような、そんな予感がします。ということで、今日のプリキュアの話、おわります。


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