tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

梶の葉に書いて見たら・・・

2015-07-07 17:04:31 | 茶の湯
7月7日(火)七夕 小暑
相変わらずの梅雨空で、どんよりとしております。
7月に入り東京の日照時間はわずか12分だそうです。
今日も天の川は絶望的です。

今日は大学へ行って来ました。
七夕と云う事で、先週に続き梶の葉をたくさん持って行って来ました。

   

   点前座

学生は稽古日の前々日に必ず連絡をくれます。
その時に、「葉蓋の稽古は一度したのでどうしますか?」と聞いたら「丁度七夕なので葉をご用意い頂けるのでしたら、葉蓋のお稽古お願いいたします」と云う返事でしたので、梶の葉を持参してのお稽古になりました。

「丁度七夕なので・・・」こんな言葉を聞くとは思いもよらなかっただけに、すごく嬉しなってしまいました。

   

   梶の葉

筆ペンですが、書いて見ましたら良く書けるのにビックリいたしました。

古より七夕には、梶の葉に和歌を書いて手向けると云う習慣があったそうで、それだけ梶の木が神聖なものであったと思われます。
里芋の葉に溜まった夜露を、天の川の滴と考え、その水で墨を擦り、梶の葉に和歌をしたためて奉納していたそうですから、七夕と梶の葉はとは、そのように連綿と繋がって今日にあると思っております。

裏千家11代家元玄々斎のご考案によるもので、七夕の茶会の趣向として梶の葉を用いてお点前をされたのが最初だと伺っております。

   

   お菓子

今日のお菓子は、青楓と云う銘でしたので、「どうして七夕に因んだお菓子じゃないのですか?」
お菓子屋さんに、今日は七夕のお菓子は無いと云われたそうで、多分大勢のお客様で大忙しだったのだと思います。

このお菓子屋さんは、この大学の先輩にあたり、よく我儘を聴いてくれます。

   

   花

花は、ヒオウギスイセンの一種ですが、一種でも十分です。

コメント (2)
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