tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

禅語「行雲流水」

2011-08-28 18:53:41 | インポート
今日は久しぶりに青空がいっぱいに広がり、夏らしい一日になりました。それでも風向きにより雲に覆われたり、晴れ間に変わったりと、一頃の夏の勢いはなくなって来ているようです。
形を刻々と変えながらゆっくりと動いている雲を見ながら散歩をしている事が好きな私は、禅語の「行雲流水」という語句が大好きで、よく床の間に掛けております。


「行雲流水」

行雲流水は、行く雲のごとく、水の流れのように悠々と自在に場所や形を変え、一処不在、無執着、自由に生きる姿だそうで、修行僧のことを雲水という言葉は、これに由来すそうです。
また、出典は、宋の蘇東坡の「答謝民師書」だそうですが読んだことはありません。

でも、そんな難しい事はさておいて、この軸に出合ったら、網代笠を被ったお坊さんでも、ローカル列車に乗っての一人旅でも、又は、見知らぬ街をぶらぶらとしていたり、そんな事を自由に思い描いて楽しめばそれでいいのではないかと思います。
行雲流水、この軸は目の前を一気に明るく、広やかにしてくれるといつも思っております。
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2 コメント

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Unknown (信徳)
2011-08-29 08:39:45
「行雲流水」この文字は大変懐かしい文字です。中学生の書道の時間に書いたものですが「行」の字が中々上手く書けず何度も何度も書き直しした事を覚えています。意味も大変良い文字なんですね。私も大好きです。
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Unknown (tyako555)
2011-08-29 10:01:10
信徳さん

ありがとうございます。
小さい頃の思い出がいっぱいの語句でしたか。
写真の行雲流水は、書道のお手本にはなりませんが、揮毫してくださった老師の気がすごく出ている墨蹟だと思っております。
この軸を見ていると心が落ち着きます。

ありがとうございました。
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