tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

五浦海岸 岡倉天心を訪ねて

2016-10-28 19:11:55 | 旅行
10月28日(金)
朝から雲が広がっておりましたが、午後には降り出してしまいました。
昨日から出かけておりましが、夕方には無事に帰って来ました。

今日は宿から真っ直ぐに向かったところは、五浦海岸でした。

   
   六角堂

この六角堂は、岡倉天心遺跡のシンボルでありましが、東日本大震災の津波より流失してしまいましたが、復興予算や多くに人達の寄付によって、一年後には創建当時の姿に再建されたと云います。

   
   六角堂内部

海に飛び出しているような崖の上ですので、小さな建物ですが、杜甫の草堂である六角亭子の構造だと云われております。
屋根の如意宝珠は仏堂、内部は炉が切ってある茶室の役割など、アジアの伝統思想がひとつの建物に表現されているそうです。

   
   天心邸

この地に移り住んだ天心が生活の拠点としていた邸宅だそうで、東寺のまま残されています。

   
   ハマギク

この天心邸の中は、見学順路脇には、真っ白なハマギクと黄色のツワブキが一面に植え込んであります。

   
   天心の墓所

見学がおわり、駐車場に向かう左手奥のちょっと高い所に、天心の墓所がありました。
埋葬は東京で行われましたが、天心の希望で、こちらに分骨されたそうです。

今時珍しい大きな土饅頭のお墓でした。
天心らしい・・・

   
   天心記念五浦美術館

ここに、岡倉天心記念館・展示室があります。
落ち着いた雰囲気の中に、天心愛用の茶道具や書簡、そして横山大観等の大作などが展示されております。

今回の最大の目的は、ここ五浦海岸に行くことでしたので、ゆったりと時間を気にせずに拝観することが出来ました。
「茶の本」を著し、世界に日本の茶道を紹介し、それに伴って、日本文化を全世界に知らしめた最大の功労者だと思っております。

もう一度、「茶の本」を読んで見たくなりました。

コメント (4)
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