tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

水指の思い出は・・・

2015-08-14 17:35:12 | 茶の湯
8月14日(金)月遅れ盆
朝から曇りがちなお天気でしたが、午後には激しい雨が降り出しました。
最近はお盆と云うと8月13日~15日までが一般的になっておりますが、私の故郷では7月13日からでした。

新・旧あるようですが、どちらでも、ご先祖様に供養をすることですから、やることは一緒です。

   

   信楽

さて、お盆に入ってもどこかへ出かけるという事もありませんので、少しずつですが道具の整理を再開いたしました。

この水指にはたくさんの思い出があります。
信楽焼の古谷道生先生のお宅を訪問した時に、先生の作品が飾り棚の一番目立つところに置かれておりました。

お酒を飲みながら夕食を御馳走になっておりましたが、気になるのが水指です。
そして、翌日の帰り際に「あそこに飾ってある水指は売るんですか?」「目に着きました?」

そんなやり取りの後で「後で送りますから・・・」
半年くらいたった時に、「大亀老師の箱書と、村瀬治兵衛作の替蓋に大亀老師の花押」が付いた水指が送られて来ました。

今でも事あるごとに働いてもらっております。

   

   フランス製

一見して外国の物と解るデザインです。
春先のお茶会で何度か使いました、お気に入りの水指です。

特に取り合わせに困った時には大助かりで、茶碗、建水、薄器などを外国製で揃えたりして何とか乗り切った事もありました。
そんな時にはこの水指は存在感を発揮してくれます。

   

   樋側

江戸時代中期以降にもたらされた新渡で、形物染付。(原色茶道大辞典より)

多くの作家が写している水指で、どんな道具とも合ますので持っていると便利な水指のひとつです。
棚でも、長板でもどんな場面にでもぴたりと納まってくれます。

コメント
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