tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

軸は「笠重呉天雪」で外は・・・

2015-01-30 18:10:16 | 茶の湯
1月30日(金)
朝から雲が垂れこんでおりましたが、10時ころから雪になってしまいました。
昨日から雪の予報が出ておりましたから、長靴や雪かき道具を玄関脇に用意をしておりました。

余り積もらなくてよかった・・・
今日は自宅でのお稽古でした。

雪の予報に何人かの方が早々と「お休みします」の電話がありましたが、予定通りお稽古は行いました。

   

   花

花はダンコウバイと大神楽椿です。
余り変わり映えしませんが、枝ぶりを見ましてこの椿に落ち着きました。

よくお茶会などで抱え込むように花を持ち込んでいる方をお見受けしますが、私は、椿では2本、そして枝物は使う枝だけを持参して行くようにしております。
椿は開いてしまった時の事を考えての2本という事になります。

      

   軸

軸は「笠重呉天雪」(笠は重し呉天の雪)
旅先での大雪が笠を重くしております。呉の国の山々はもっと雪がたくさん降っているだろう、その山を越えなくてはならない憂鬱さを読んでおります。

この句の後に「鞋香楚地花」と続きます。
呉の山を越えて楚の国に着いた頃は陽春の真っ盛りであった。と言う語句が対句となっております。

「苦労の後には楽しい事が必ずある」こんな事を肝に命じながら行と思っております。
禅語ですから、もっと深い意味があるのでしょうが、私たちはこのくらいの意味で納得しております。

   

   床の間

今日の床の間です。
外は雪、茶室の中も雪、そんな取り合わせになってしまいましたが、もう直ぐ節分になります。

春はそこまで来ております。

コメント (2)
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