tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

お茶室を知らないと・・・

2013-02-15 18:12:13 | 茶の湯
2月15日(金)

朝から今にも降りだしそうなお天気でしたが、案の定昼ごろから、雨の中に白い物が混じりながら降りだしてきました。

こんな降り方ですから、積もるとは思いませんが、昼間だというのに冷え込んでおりました。

雨が降ってもお稽古です。

先週までの大炉から、8畳の広間に変わりましたが、皆さん長年の経験で戸惑うことなくお稽古をしております。



8畳の炉

炉はこの切り方が一般的ですが、公共の施設などで見かけるのが、使い物にならない逆勝手に切ってあるのを見ることがあります。

大工さんや設計する人達が、あまりお茶のことに詳しくなかったりするため、茶室の本などを見ながら、「ここが一番見栄えがいいから・・・」といった、簡単な理由で炉を切っているそうです。

こんな風に建てられたお茶室は、災難としか云いようがありません。

実際、我家を建替えした時には、大工さんと喧嘩するほどの意見交換をしましたが、大工さんにもプライドがありますから、最後には「この家は大工さんの作品でしょう。」と、なだめながら作りあげました。

それでも四六時中見ているわけにも行きませんので、あぁ~とため息の付きたくなるような箇所がやはりあります。

炉は8炉と云われるとおり、切り方に8通りあります。
我家では、4つの炉を切ってお稽古に使っております。

その炉を開くたびに畳を代えなければなりません。
これが重労働で大変な仕事になりますが、せっかく切ってありますので、皆さんに使って勉強して頂かなければなりません。

でも、これからは、釣釜から透木釜ですから、畳の交換はありません。


コメント
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