昨日から一転して今日は雨。天気予報が良く当たります。
今日の稽古場の床の間には、いまの時期らしいお軸と花を飾ってみました。
信楽の花入にシロバナシランとハコネウツギ
信楽の花入は、長年信楽焼を探求し続けている吉見窯の野口稔さんの作品で、焼締めで、かつ大胆に灰を被ったところが気に入って長年使い続けている花入れです。野の花には実に良く合います。
花は、我が家に咲いている2種をそっと生けて見ましたが、清楚な感じで、今の時期にピッタリと収まっていると自己満足しております。
さて、本題の軸「清流無間断」(せいりゅうかんだんなし)ですが、山奥で生まれた一滴の清らかな水が集まり、川となってサラサラと絶え間なく流れている。といった意味でしょうか。
初夏から夏にかけてお茶席では良く掛けられる軸です。
誰の作かは解りませんが、「禅林句集」には、清流無間断 碧樹不曽凋(せいりゅうかんだんなし へきじゅかってしぼまず)という対句が採録されている。
「清流は絶え間なく流れ、松や椿などの常盤木はいつも青々としていて凋むことが無い」(一行物 芳賀幸四郎著から)といった意味だそうです。
この対句の「清流・・・」が、季節感があるため多くの茶人に喜ばれ、揮毫する識者が多くなったといわれております。
この軸には思い出がありまして、教室を始めたころに、やっと手に入れた軸ですので、今でもこの軸を掛けるとあの頃のことが思い出されます。
軸の高い安いを言ってはいけないのですが、高価な一本より数が欲しかった、あの頃です。そんな思いで我が家に来た軸ですから、季節ごと順番に掛けて楽しんでおります。
今日の稽古場の床の間には、いまの時期らしいお軸と花を飾ってみました。
信楽の花入にシロバナシランとハコネウツギ
信楽の花入は、長年信楽焼を探求し続けている吉見窯の野口稔さんの作品で、焼締めで、かつ大胆に灰を被ったところが気に入って長年使い続けている花入れです。野の花には実に良く合います。
花は、我が家に咲いている2種をそっと生けて見ましたが、清楚な感じで、今の時期にピッタリと収まっていると自己満足しております。
さて、本題の軸「清流無間断」(せいりゅうかんだんなし)ですが、山奥で生まれた一滴の清らかな水が集まり、川となってサラサラと絶え間なく流れている。といった意味でしょうか。
初夏から夏にかけてお茶席では良く掛けられる軸です。
誰の作かは解りませんが、「禅林句集」には、清流無間断 碧樹不曽凋(せいりゅうかんだんなし へきじゅかってしぼまず)という対句が採録されている。
「清流は絶え間なく流れ、松や椿などの常盤木はいつも青々としていて凋むことが無い」(一行物 芳賀幸四郎著から)といった意味だそうです。
この対句の「清流・・・」が、季節感があるため多くの茶人に喜ばれ、揮毫する識者が多くなったといわれております。
この軸には思い出がありまして、教室を始めたころに、やっと手に入れた軸ですので、今でもこの軸を掛けるとあの頃のことが思い出されます。
軸の高い安いを言ってはいけないのですが、高価な一本より数が欲しかった、あの頃です。そんな思いで我が家に来た軸ですから、季節ごと順番に掛けて楽しんでおります。