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tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

禅語 「雲悠々水潺々」

2011-06-30 18:51:10 | 禅語今昔
今日は禅語 「雲悠々水潺々」を少しだけ書いてみます。

夏になるとこの軸はよく掛けられます。


「雲悠々水潺々」くもゆうゆう みずせんせん

青空に雲が悠々と浮かび、動いているのか止まっているのかわからない。一方、水はさらさらとひと時も休む事無く流れつづけている。無心であることは共通しているが、静と動が相即した境地を表している。(禅語百科より)
このように、雲の静と水の動とを対置して、自然の心理を説いているのだそうです。

この軸に出合ったら、青空の雲と谷川を流れる水の音を想像していただけば、十分涼しさを感じていただけるのではないでしょうか。

しかし禅語では、人間の生き方の中で、「静中動あり 忙中閑あり」と教えております。この忙しい世の中こんなふうに生きたいと思っております。