桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

◆メゾン・ド・ヒミコ◆

2005-10-12 21:58:49 | エッセイストsakura
久しぶりに映画を見に行った。

ずっと見たい見たいと思ってた「メゾン・ド・ヒミコ」。
8月末の公開だったのでもう上映が終わったんじゃ?と思っていたら、まだまだこれから全国へ行くらしく、渋谷のシネマライズで見れた。

監督は「ジョゼと虎と魚たち」「タッチ」の監督でもある犬童一心。
すごーく期待。

期待どおりというか、期待以上に面白かった。
ゲイの老人ホームが舞台だけど、そのホームがめちゃめちゃお洒落だし、住人の生活の仕方もお洒落。

きっと皆さん、私がオダギリジョー見たさに行ったんだろ~と思ってますね?
たしかにそれもありました。
でも、オダギリよりカッコよかったのが沙織役の柴咲コウ。

ゲイの父親との葛藤もあって、表情も暗くてブスい女の子っていう設定だったのだけど、眉間にシワを寄せる表情も美しい。
彼女の大きな切れ長の目が言葉以上のものを語るのが、すごく印象的だった。

ネタばれになるのでこれ以上は書かないけど、彼女の心が帰るところがメゾン・ド・ヒミコという結末になってすごく温かい気持ちになった。

映画館は空いていたのだけど、エンドロールが終わるまで席を立つ人はひとりもいなかったのもわかる。私の隣の女性は泣いていたし。

これ、お薦めの映画です。(今頃)

余談だけど、日本のお盆という行事があんなにも美しく温かいものだったなんて、日本人でありながら軽いカルチャーショックを受けた。


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