桜子の † 智天使工房 † 

カラーセラピストでメタルスミスの私が歩む日々。
みんながハッピーになれるものを作りたい。

古巣で出会った映画

2008-02-09 22:44:48 | 癒し

原点へ、原点へ。

最近、私の周囲に起こることは、今の私がもう一度原点を再確認して進む方向がぶれていないかと問いかけているみたいです。

 

以前、一緒にシュタイナー教育を学んでいた友人に教えられて、第一回大倉山ドキュメンタリー映画祭へ行ってきました。

大倉山記念館は、かつて私がトシヤとともに通った思い出深い場所。
私の世界観の原点を育んだ場所。

9日、10日を通して8本の映画が上映されるのですが、私がずっと見てみたかった「ぴぐれっと」監督/伊勢真一がたまたま今日のラストに上映だったので、トシヤも連れて行きました。

横浜にある地域作業所「ぴぐれっと」に集う人たち、ともに歩く人たち、親御さんたちにあたたかく寄り添うように撮られたドキュメンタリーです。

これは2002年公開の作品ですけど、それ以前に「奈緒ちゃん」(1995年)という「ぴぐれっと」を立ち上げたお母さん(伊勢監督の実姉)の家族を追った映画を見ていて、ぜひその後を知りたいなと思っていた願いがかないました。

 

奇しくも上映会場は、かつて私が上松恵津子先生にオイリュトミーを習っていたホール。

ほんとに原点を思い起こさせるシチュエーションです。

トシヤはやっぱり退屈している様子もありましたけど、大して暴れることもなく、最後は拍手もしちゃったり

終了後には、伊勢監督と奈緒さんのお母さんの西村さん、奈緒さん本人、ぴぐれっとの皆さんまで挨拶されて、ほんとうに身近な存在に感じました。

障害者の自立、親亡き後の心配、どこの家族も同じ悩みや不安を抱えているのです。

それにどう向き合って生きていくか。

家族の数だけ方法はあるでしょうが、じゃあ私はどうする?
うちも、もうそれを真剣に考え始める時期に来ているんだなあ。

奈緒さんのお母さんは、常に周囲を巻き込みながら、支えつつ支えられつつ歩いて来られています。

またひとり菩薩光のある母親を見つけてしまった・・・と感じました。

 

この映画の後のお話「ありがとう「奈緒ちゃん」自立への25年」も、必ず見たいと思います。

願っていれば、必ず見られますから。