ロザリオを作るということ

いうなれば「出会ってしまった」ロザリオを、ただいま製作中です。

実は、私もこうやって調べる前は知らなかったのですが、ロザリオはキリスト教信徒の日々の祈りの道具で、その珠で祈りの回数を数えるための道具、いわば数珠なのです。
ロザリオの祈りは、聖母マリアの協力を得て神の子イエスが成し遂げた救いの業を黙想しながら、聖母マリアの取次ぎを願って神に祈りささげるために盛んになったものだそうです。

店頭で見かけたロザリオの全部が全部、同じ数の珠が同じようにレイアウトされていた謎が解けたわけです。
それに、作りがすべて珠を９ピンと言われる金具だけで繋いである、非常にデリケートなものなのも、本来首にかけて使用する代物ではないからだったのです。


また、ロザリオとは「聖母マリアに霊的な薔薇の冠を捧げる」という意味でもあり、これも薔薇のモチーフが大好きな私にはうれしい驚きです。

ロザリオに使われる珠の総数は59個。
ロザリオを作る時間のほとんどは、１つ１つを黙々とピンで繋げることに費やされます。
仕事が早いことだけは自慢の私でさえ、非常に手間のかかる仕事だなあと思ってしまいます。

しかし、何十回と同じ作業を繰り返していくうちに、そのひとつひとつもまた祈りなのだということに気がついたのです。

すごい感動です。

少しずつ出来上がっていくロザリオを見ているのも、またよいものです。

自画自賛しちゃいますが^^;、キレイなロザリオが出来上がる予定です。



ブルガリア・ローズウォーター