角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

きわどい質問。

2015年08月28日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
緑の和柄に深緑の麻の葉プリントを組み合わせた「緑づくし」です。癒しの色でもある緑は、編んでいてもどこか安心感がありますね。
オーダー草履作りの合間に展示品として編んだのですが、出来上がって間もなく湯沢市からお越しのおばさまがお持ち帰りでした。ここまでのオーダーも先が見えてきましたので、これからはお持ち帰りの出来る在庫が少しは作れるかなと思っています。

「今日の草履」をお持ち帰りのおばさまは、四人のグループでお越しでした。丸太椅子に腰を下し、30分近くを実演見学に費やしましたか。実演ではさまざまなご質問をいただきます。四人のうちのおひとりが訊くのは、『この草履一足売れば、なんぼ儲がるもんだ?』。
これだけ単刀直入なご質問は珍しいですね。

もしかしたら田舎のおばちゃんに変装した、国税局査察官だったのかもしれません。
コメント (2)
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