角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

2014年の草履実演が終わりました。

2014年12月25日 | 実演日記




今日の草履は、彩シリーズ27cm土踏まず付き[五阡四百円]
本日をもちまして2014年の草履実演を終了しました。この一年も実に様々な旅人と出会い、実演をご覧いただき、またお買い上げを賜りました。区切りの今日の草履は、途切れることなく繋がり続ける「唐草」と「大入」を組み合わせています。商いを生業とする者にとって、願うのはこの一点に尽きるのではないでしょうか。平生地はこちらです。






今年の実演日数は320日、昨年より若干少なく終わりました。以前のブログにも触れましたが、手の疲労を思うとこれくらいが限界かもしれません。あと一ヶ月半余りで迎える52歳は社会的に老体とは言えないまでも、出来るだけ長く職人生活を続けるための工夫は必要かと思っています。
さて320日間で何人の旅人と出会ったのでしょうか。数えることは不可能でも、出会いを思い出すためにこのブログがとても役立っています。毎年の年末休暇で読み直してみる時間は、なかなか心地よいひとときであります。大晦日までの六日間は草履を編みませんが、ブログ更新は出来るだけ続けて参ります。

まずは今年一年、誠にありがとうございました。角館を訪ねてくださったみなさま、草履実演をご覧くださったみなさま、草履をお買い上げくださったみなさま、通販でご注文をくださったみなさまへ、あらためて御礼を申し上げます。12月13日のブログで触れた通り、2015年2月に迎える52歳は、私にとって少しばかり思い入れのある歳です。特段何が変わるというのではなく、いつも通りに務め上げて参ります。

2015年もどうぞ宜しくお願いいたします。そしてみなさまにとって、より良き一年となりますことをご祈念申し上げますm(__)m
コメント (2)
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