今日の草履は、彩シリーズ22cm土踏まず付き[四阡四百円]
ちょっとシブ目の22cm草履を編んでみました。11月29日の「今日の草履」で泉ピン子さん風をご紹介していますが、すぐにお選びのおばさまがおりました。そこで組み合わせを変えてみたのがこちらです。華やかで美しい草履たちの中に、ときにこうした趣も必要なのだと思います。
また寒波襲来です。今日は脅かされたほどの降雪はなかったものの、真冬日かそれに近い気温までしか上がりませんでした。まだ冬の始まりで体が慣れていないせいもあり、一段と寒さを感じます。週間予報ではこれからが大雪の恐れでしたね。17日は暴風雪警報が出されそうで、いよいよ本格的な厳寒期が訪れようとしています。
展示パネルの草履も徐々に増えてきました。売れ筋サイズはほぼ揃いましたから、これからは現品のお持ち帰りも叶いそうです。在庫のなかった秋のご来店のお客様に冬の再訪を促した手前、展示パネルが埋まったのは一安心です。だからというわけでもないのですが、18日から20日までの三日間をお休みさせていただくことにしました。その後21日から25日まで務め、26日から大晦日まで年末休暇に入ります。新年はこれまで通り元日スタートであります。
今日12月13日は、角館草履に「著作権」が認定された日です。八年前の平成18年12月13日は、ある意味角館草履の「誕生日」ともいえるでしょうか。そして今日は、昭和56年に他界した親父の誕生日でもあります。存命なら87歳を迎えるはずだったんですね。著作権認定と親父に関わるブログは、2007年1月16日に綴っています。
かねてから平成27年という年を、少しばかり感慨深く思っていました。私が来年二月に迎える52歳は、親父がこの世を去った年齢と重なるからです。
息子が父親の、娘が母親の享年に達するというのは、どなたでも少なからずそうした感慨があるんじゃないでしょうか。比較的若く亡くしていればなおさらかもしれません。平成27年は気持ちの上で一つの区切りになるような気がしています。樺細工職人で生涯を終えた親父が生き切れなかった52歳の一年を、倅ががむしゃらに働いてみようかと思っています。
ブログも九年になると、自叙伝的な要素が生まれます。
秘匿すべき情報は別として、あまり自分を隠さず綴ってきました。
そのせいか私の元へも赤裸々な話題が集まってきます(笑)
親父についてはあまり明るい思い出がないんですよ。
でも今こうして草履を編む日々を送っていると、
やっぱり親父の血は無視できませんね。
親父が生きた52年と8ヶ月の寿命を超えるのは、
来年10月16日です。一人だけでささやかなお祝いを
するつもりです(笑)