角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

ささやかなギャンブル。

2013年02月26日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ24cm土踏まず付き〔四阡八百円〕
ベースの紫は過去にも登場していますが、組み合わせのエンジはいつものシーチングではありません。木のプリントが施されていて、シブい赤錆び色がとてもお洒落に映りますね。

ようやく角館に日差しが戻りました。気温も真冬日を脱したようで、軒先のつららから盛んに雫の落ちる音がします。あすはまたずいぶん気温が上がるようですから、これでまず今年の冬はほぼおしまいと思っていいでしょう。長くツラい冬でありました。

埼玉県からお越しの女性ふたり旅。草履実演を興味津々眺めると、試し履きのお勧めにすぐ反応です。ためらいなく試し履きをされる方というのは、その時点ですでに縁を感じているのでしょう。
お二方それぞれにお気に入りの配色をお選びくださいました。

おふたりとの話題は角館の桜です。満開の枝垂れ桜とソメイヨシノを同時に観られるのは、ほんの二、三日しかないことをお話すると、『まるで“賭け”ですね』。
あらかじめ新幹線やらホテルやらの予約をしておくわけですから、まさにそれは「ギャンブル」と言えます。あと二ヶ月もすれば、一日中そんな話題に終始しますよ。

パチンコなどはやらない草履職人のささやかなギャンブルは「宝くじ」。大きいものに当たったためしはありませんが、ロトとナンバーズでよく遊んでいます。
そういえば最近、宝くじのテレビCMが変わりましたね。キムタクが日頃の“善人ぶり”をアピールして、神様へ当選を願うCMがとても面白いです。

クラブのおねぇちゃんとのクダリを見て思いました。秋田市の歓楽街川反の様子を思い浮かべると、私の同期生で宝くじに当たる人はいないんじゃないですかね。
コメント
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