角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

そこはかとない春。

2013年02月12日 | 地域の話




今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡六百円〕
赤と黒の相性の良さに加え、金色を含んだプリント柄がとても豪華でお洒落に映ります。本来どちらもベースに利用している布地ですが、残りが少なくなるとこうした利用をしています。贅沢な使い方と言えるかもしれません。

「今日の草履」をお持ち帰りは、メキシコからお越しのお若い女性です。日系オーストラリア人の女性とふたり旅で、日本語はオーストラリア人の女性が流暢でした。
メキシコ人のお買い上げは、記憶では初めてですね。よもや活躍の場がメキシコに決まるとは、草履が一番驚いているでしょう。

外国人はもとより、国内でも雪のない土地からお越しのお客様は、この積雪量と小正月行事に大満足のようですね。明日と明後日は、角館火振りかまくらが行われます。
そして間もなくスタートは、「角館雛めぐり」。各家々に古くから伝わるお雛様を、町内随所に展示します。西宮家も今日飾りつけが行われていました。

暖かい春はまだ遠いですが、そこはかとない春の兆しが雛人形からも感じられることでしょう。
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