トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

オランダ首相が難民条約を厳守するトルコを賞賛

2018年03月21日 | 国際
3月21日 オランダのマルク・ルッテ首相が、3月20日、不法移民への対処と、シリア難民の生活条件の改善という点で、EU=トルコ難民条約を厳守しているトルコを賞賛しました。

 Hurriyet

「正直に言って、トルコは難民条約をきっちりと守っています」と、ルッテ首相はオランダ国会で議員たちに言いました。「ギリシャの島々で起こっている問題は、ギリシャが難民をトルコへ送り返す速度に原因があります」

2016年3月、EUとトルコは、人間密輸業者に対してより厳しい対策をとり、エーゲ海を渡る不法移民を抑制し、トルコに暮らすシリア難民の生活を向上させることで合意に達しました。EUはトルコに暮らす難民のために約束した基金30億ユーロ(37億ドル)を期日までに支払えませんでした。EU=トルコの条約によれば、ヨーロッパ諸国は、2018年末までに、さらに30億ユーロを集めなければなりません。

この条約はまた、トルコがEUが決めた基準を満たしたら、トルコのEU加盟交渉を促進し、トルコ市民のシェンゲン圏内のビザなし旅行の認可を約束していました。


劇作家ハルドゥン・タネルの博物館がイスタンブルにオープン

劇作家・教育者・ジャーナリストとして知られるハルドゥン・タネルの遺品や作品を展示した博物館が、イスタンブルのフェネルバフチェにオープンしました。彼は1915年から1986年、フェネルバフチェに暮らしました。

 Hurriyet

カドゥキョイ区が所有する建物が修復され、博物館になりました。タネルの生誕103年の3月16日に行われた博物館の開館式には、ヴェテラン・アーティストのメティン・アクプナル、サリフ・カリヨン、ジャン・ギュルザプほか多くのゲストが参列しました。タネルの未亡人デメト・タネルさんは、開館式で、長い夢が実現したと語りました。

カドゥキョイ区のアイクルト・ヌフオール区長は、ハルドゥン・タネルはトルコの演劇界に大きな貢献をしたと言いました。「彼の業績を次の世代に伝えることが、われわれの使命です」

Wikipedia

ハルドゥン・タネル博物館には、ポスター、写真、彼の仕事机、タイプライター、ペン、衣服などが展示されています。また、博物館では、文学と演劇に関する展覧会や、若い劇作家育成のためのレッスン、図書室の設置なども計画されています。

・・・ハルドゥン・タネルについて知識がなくても、のぞいてみたら、おもしろそうですね。建物もステキだし。


「わが国はまだ再統合への窓を開けている」北キプロス外相

 トルコ・キプロスは、2017年に不成功に終わった交渉後も、まだキプロス再統合交渉の再開はあると考えています。

Hurriyet
トルコ・キプロスのオゼルサイ外相。左の畑がトルコ・キプロスの国旗です。


「われわれはまだ再統合への窓を開けている」と、トルコ・キプロスのクドレト・オゼルサイ外相は、3月20日、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相との共同記者会見で言いました。「軍隊ゼロ」「保障国権ゼロ」というギリシャ・キプロスのアプローチは、とんでもない話だと、チャヴシュオール外相は言いました。また、「ギリシャ・キプロスがキプロス島沖合で、一方的に炭化水素の掘削を行うことを、トルコは許さない」と、トルコ外相は力説しました。

昨年6月、スイス・アルプスで行われた最後の平和交渉の試みは、実を結ばず終わりました。この会談で、ギリシャ・キプロスは、島にトルコ軍が駐屯することを拒否し、また、条約で定められた保障国としてのトルコの役割も拒否しました。トルコはトルコ系キプロス島民を民族暴動から守るために、島に軍を派遣しています。


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「トルコは侵略軍としてアフリンにいるのではない」エ大統領

2018年03月20日 | 国際
3月20日 シリアのアフリンでのトルコの唯一の目的は、テロリストを国境から排除し、国家の安全保障を確かにすることだと、エルドアン大統領は言い、トルコ軍は侵略軍としてアフリンにいるのではないと力説しました。

 Hurriyet

「われわれはいま小休止しているが、やがて完全にストップするだろう、インシャアッラー。われわれはこの作戦に限界を設けていない。拡大するかもしれない。われわれの意図するところは、テロリストを排除し、わが国へのテロの脅威をなくすことにある」と、エルドアン大統領は、3月19日に行われた判事・検事の任命式で力説しました。

このスピーチの前日、トルコ軍と自由シリア軍(FSA)は、「オリーブの枝作戦」58日目にして、アフリン市のセンターを制圧しました。これまでに合計3622人のYPG戦闘員が“無効にされた”と大統領は言いました。

「アフリンの中心を制圧したことで、“オリーブの枝作戦”は山場を越えた。わが軍は、マンビジ、アイン・アルアラブ、テルアビヤド、ラス・アルアイン、カミシリとつづく地帯から彼らを排除するまで、作戦をつづける」と大統領は言いました。YPGが本部や軍事拠点を置いている場所は、マンビジのほかは、ユーフラテス川の東になります。

マンビジでYPGの戦闘員がアメリカ軍の支援を受けていることが、アメリカとトルコ間の大きな外交トラブルになっています。トルコとアメリカは、最近、YPGの軍をアフリンからユーフラテスの東へ撤退させるための対話を行う予定でしたが、アメリカのティラソン国務長官が解任されたため、外交プロセスは進展していません。


トルコ=アメリカの外務次官が近くシリアに関して会談する

 トルコの外務次官が近くアメリカの外務次官と会談するだろうと、メヴリュトチャヴシュオール外相が、3月20日、記者団に語りました。「わが国の外務次官が近くワシントンへ飛ぶだろう」

 Hurriyet
中央がメヴリュト・チャヴシュオール外相


「トルコとアメリカは未解決の諸問題を解決するため、できるだけ早く会談の日を決めるだろう」と、アンカラのアメリカ大使館のデイヴィッド・ゲイナー報道官がHurriyet 紙に言いました。トルコ外相とアメリカの前国務長官ティラソン氏の会談は3月19日に予定されていましたが、トラムプ大統領がティラソン氏を解任したため、会談は延期されました。

NATO同盟国であるアメリカとトルコは、シリア問題を初め種々の問題を解決するために、実行グループを結成しました。トルコはアメリカがシリアのYPG(クルド人民防衛隊)を支援していることに腹を立てています。トルコ政府は、YPGを非合法組織クルド労働者党(PKK)とリンクしていると見ています。

技術レベルの最初の会談は、先週、ワシントンで行われ、両国はシリアのマンビジの収拾の仕方について討議しました。トルコは以前から、アメリカに、YPGをマンビジからユーフラテスの東に撤退させるよう強く要求しています。


ローマ時代の石棺がバルトゥン県で見つかった

Hurriyet

大昔の石棺が、トルコ北部バルトゥン県シパヒレル村で見つかりました。アマスラ博物館職員は、この石棺はローマ時代のものだと言っています。


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「トルコとFSAがアフリンを完全に支配した」エルドアン大統領

2018年03月18日 | 国際
3月19日 トルコ軍と自由シリア軍(FSA)が、北西シリア・アフリンを完全に支配したと、3月18日、エルドアン大統領が発表しました。

 Hurriyet

アナドル通信によると、トルコ軍は午前5時頃、町の中心に入りました。「トルコ軍とシリア自由軍がアフリンの町の中心を征服した」と、参謀本部が公式ツイッターで言いました。現在、地雷と即製爆発物の探査作業が行われています。トルコ軍は1時間で、東側、西側、北側から、町の中心に入りました。

FSAの戦闘員が町の中心に入るとき、テロリストが町の入口に埋めた地雷が爆発しました。トルコ軍とFSA軍は抵抗を受けることなく、町の中心に入りました。「市内では戦闘がつづいている。トルコ軍と同盟軍は市内のいくつかの地区を制圧した」と、英国ベースの「シリア人権監視団」は言っています。
 

在仏トルコ大使館が相次ぐPKKの放火テロを非難

パリのトルコ大使館が、3月16日、パリとマルセイユで起こった、トルコ市民の車やカフェを標的にした放火テロを非難しました。

 Hurriyet

「フランスのPKK/YPGテロリスト組織が、マルセイユとパリに住むわが国の市民の車や店舗に放火攻撃を行っている」と、トルコ大使館が声明文を出しました。声明文は、3月5日と10日、トルコ市民の2台の車が放火され、3月11日夜にはトルコ市民所有のカフェが放火されたと言っています。

「日曜、トルコ協会会長所有の2台の車が放火された。トルコ協会はフランスの法の下に、女性の権利や文化、教育などの分野で活動している」と声明文は付言しています。「われわれはこれはテロ行為を非難する。テロリスト組織はこの事件に公然と関与し、図々しくもビデオ映像をシェアしている」

声明文はまた、352の土仏友好団体が、フランス当局に、PKKの不法な活動に対して警備対策をとり、PKKが犯罪行為を行っていることを認めるよう求める要請に調印したと言っています。「これら最近のテロ攻撃は、土仏友好協会の歴史的要請の重要性と正しさと熱意を、ふたたび示すことになった」


アフリンで重傷を負ったトル軍少佐がハタイの病院で死亡

3月17日、アフリンの「オリーブの枝作戦」中、トルコ軍少佐が重傷を負い、死亡しました。ミトハト・ドゥンジャ少佐(43)は、トルコのハタイ国立病院に運ばれましたが、治療中、死亡しました。軍はドゥンジャ少佐の家族に弔文を贈り、アッラーの恵みを祈りました。

 Hurriyet

トルコはYPGの戦闘員をアフリンから一掃するために、1月20日、「オリーブの枝作戦」を始めました。トルコ政府はYPGはPKKにつながるテロ組織と見ています。


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裁判所がジャーナリスト、アルパイ氏の釈放を命令した

2018年03月18日 | 国内
3月18日 イスタンブルの裁判所が、16日、最高裁判所に次いで、2016年の未遂クーデター以来、拘留されていたジャーナリストのシャヒン・アルパイ氏の条件つき釈放を命じました。

 Hurriyet
家族と釈放を喜ぶジャーナリストのシャヒン・アルパイ氏


裁判所はアルパイ氏を、自宅に住み、国外に出ないことを条件に釈放したと、アナドル通信が報じました。最高裁判所は、1月、アルパイ氏と彼の仲間のメフメト・アルタン氏の拘留は人権侵害であるという理由で釈放を決定しました。1月の最高裁の裁決後、アプライ氏は最高裁に2度目の申請を行い、最高裁は、3月16日、過半数票によって、拘留は人権侵害であるという判決を下しました。

メフメト・アルタン氏は、2月16日、2016年の未遂クーデターに関与した容疑で、彼の兄弟のアフメト・アルタン氏と、ヴェテラン・ジャーナリストのナズル・ウルジャク氏とともに、終身刑を言い渡されました。

アルパイ氏も、べつのケースで、未遂クーデターに関与した容疑で裁判中で、もし有罪となれば、終身刑が舞っています。アルパイ氏はクーデター後すぐに逮捕され、2016年7月、審理前に拘留されました。メフメト・アルタン氏も最高裁に同様に申請をしているので、追って審議されるでしょう。最高裁はアルパイ氏に、2万リラ{5100ドル)の補償金の支払いを求めました。

欧州人権裁判所は3月20日、アルパイ氏とメフメト・アルタン氏のケースについて裁決する予定だそうです。2人はストラスブールの欧州人権裁判所に訴えていました。


ネヴシェヒルの地下都市が、7月、一部公開される

世界最大の地下都市の整備作業が進んでいます。2014年、中央アナトリアのネヴシェヒル県で発見された地下都市は、「ネヴシェヒル要塞と周辺の都市改革プロジェクト」中に発見されました。

 Hurriyet

10万平米の古代居住地は、39万6000平米のエリアを完全にカヴァーしています。ネヴシェヒル市のハサン・ウンヴェル市長は、今年7月には古代都市の一部を公開すると言っています。

地下都市の発掘は、市と文化観光省と、多くの大学の学者たちの協力で、4年前からつづいていると、ウンヴェル市長は言いました。市長はオスマン時代の居住地としての、このエリアの重要性を強調しました。

「首相府国家文書総局の助力で、われわれは、ダマート・イブラヒム・パシャの時代からトルコ共和国初期までの多くの文書を入手しました。それら約8万部の文書の中から、われわれはダマート・イブラヒム・パシャと彼の妻ファトゥマ・スルタンの時代に築かれた水路の記録と、このエリアに貯水池があったという記録を見つけ出しました」ト、ウンヴェル市長は言いました。

「われわれは長さ7キロもある回廊に到達し、通常の生活空間のほか、12世紀の岩窟教会や、6世紀の修道院、セルチュク時代と思われる、モスクのような祈りの場も掘り出しました。軍馬が飼われていたと思われる馬小屋も発見しました。また、4戸の油小屋と、たくさんのメルシャン(海泡石)製のパイプも見つけました。出土品はすべて、われわれが管理しています」と市長。

地下都市はトルコ住宅開発局(TOKI)の都市改革プロジェクトで、新しいビルを建てるために地ならしをしているとき、偶然、発見されました。ネヴシェヒル要塞の中や周辺にあった建物約1500戸は取り壊されました。

ネヴシェヒルの地下都市周辺のエリアは、カッパドキアの“妖精の煙突”と呼ばれる奇岩で世界的に知られ、カッパドキアはすでにユネスコの世界遺産に登録されています。「われわれは、6月、世界最大の地下都市の一部を公開することによって、カッパドキア観光に大きく貢献することができるでしょう」と市長は言いました。


トルコはアフリンの病院爆撃を否定し、証拠ビデオ公開

3月17日、トルコ軍は破壊されていないアフリンの病院の建物のビデオを公開しました。

 Hurriyet

午前9時43分に撮られた1分間のビデオは、病院の建物が無傷であることを示しています。最近、YPG(クルド人民防衛隊)が、トルコ軍がアフリンの病院を攻撃したと言い出したため、トルコ軍は3月17日、声明を出してこの報道を否定した後、ビデオを公開しました。

「トルコ軍による病院爆撃はフェーク・ニュースだ」と、トルコ軍はツイッターで声明を出しました。「オリーブの枝作戦」は無辜の市民も、環境も、傷つけていないと、軍は明言しています。トルコ軍はまた、攻撃のターゲットはテロリストのみで、市民を傷つけることのないよう最大限の注意を払っていると言っています。


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「アフリンの次はマンビジだ」と大統領がまた言った

2018年03月17日 | 国際
3月17日 トルコ軍は、アフリンの次は、YPG(クルド人民防衛隊)の支配下にあるマンビジ地方に向かうと、エルドアン大統領が、3月16日、言いました。

 Hurriyet

「アメリカは、わが軍と協力したいなら、テロリストをユーフラテス川の東へ移動させることから始めればよい。そうすれば、わが国は、テロリストを確実に排除し、アメリカのすべての提案に耳を傾けるだろう」と、エルドアン大統領は、エルズルム県で行われた公正発展党(AKP)の大会で言いました。

「アメリカはマンビジについて提案した。しかし、新しい国務長官がどういう意見なのか、われわれはまだわからない」と、大統領はトルコとアメリカの実行グループ会議に言及しました。トルコがPKK(クルド労働者党)の分派と見ているYPGを、アメリカが支援してきたため、両国間の緊張は高まっています。

「アメリカがテロリスト組織のメンバーたちとともにマンビジを撤退してくれたら、わが国はこの問題をより早く、より容易に解決できる」と、エルドアン大統領は言いました。

トルコとアメリカで結成した実行グループの技術的レベルの最初の会談は、3月8日9日、ワシントンで行われ、マンビジ問題が討議されました。トルコは長期にわたって、アメリカに、YPGをユーフラテスの東に撤退させるよう強く要求してきました。

両国外相の次の会談は3月19日に予定されていましたが、アメリカのティラソン国務長官が解任されたため延期になりました。新国務長官はCIA長官だったマイク・ポムペオ氏になりましたが、トルコはアメリカ国務省がマンビジ問題のロードマップを早くまとめることを期待しています。


ギリシャ裁判所がまた、元トルコ軍人8人の送還を拒否

 ギリシャ裁判所が、3月16日、8人の元トルコ軍人のトルコへの引き渡しを拒否しました。8人は、2016年7月の未遂クーデターに直接かかわったとして告発されています。

 Hurriyet

ギリシャ裁判所がトルコの引き渡し要請を拒否したのは、これで3度目になり、NATO同盟国同士であるトルコとギリシャ間の関係を緊張させています。8人の元トルコ軍人は、未遂クーデターの翌日、ギリシャへ逃げこみました。彼らはクーデターの共謀者であり、FETO{フェトフラー・テロリスト組織)のメンバーであるとして、トルコ当局に告訴されています。また、殺人容疑でも告訴されていると、16日、アナドル通信が報じました。

ギリシャ裁判所はこの判決で、「彼らの罪状はあいまいであり、証拠がない。被告たちはトルコで公正な裁判が受けられないだろう」と言っています。以前に出されたトルコの送還要求も、ギリシャ裁判所は同じ理由で拒否しています。

トルコ政府は、かつてはギュレン運動の味方でしたが、いまは、FETOは、軍隊、警察、司法など、トルコの機構に侵入し、トルコ国家を転覆させるための長期的運動の背後にあったとしています。


イスタンブル裁判所がジュムフリエト紙議長の禁固継続を命じた

イスタンブル裁判所は、3月16日、ジュムフルエト紙のケースで、アクン・アタライ氏とアフメト・ケマル・アイドオール氏の禁固の継続を命じ、弁護士の釈放要請を拒否しました。(3月10日の頁参照)

 Hurriyet

裁判所は、3月9日、同ケースで審査中のジャーナリスト、アフメト・シュク氏とジュムフリエト紙編集長ムラト・サブンジュ氏を釈放しました。しかし、同紙の議長アクン・アタライ氏については再拘留を命じました。

サブンジュ氏は、3月9日の釈放後、「釈放されたが、幸せとは言えない。まだ数人のジャーナリストが刑務所に残っている」と語りました。ジュムフリエト紙のスタッフ17人が,テロ容疑でまだ裁判中です。彼らは昨年、順々に釈放されましたが、このケースの最終的な判決がいつになるのかは、まだわかっていません。


イスタンブルに“カメ忍者”出現

3月17日から25日まで、ヴァディスタンブル・ショッピングモールが“忍者カメ”のイベントを開催します。

 Hurriyet

イベント中は、マンガ・キャラクターになったレオナルド・ダヴィンチや、ミケランジェロ、ラファエル、ドナテッロたちがモールに現れ、子供たちの相手をします。イベントは子供はすべて無料。

・・・“カメ忍者”って、なんでしょうね? 忍者の本家の日本人には、なんだかよくわかりませんね。
 

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「トルコは仕事が終わるまでアフリンを去らない」エ大統領

2018年03月16日 | 国際
3月16日 エルドアン大統領は、トルコにシリアのアフリンから撤退するよう要求している欧州議会を非難し、トルコは使命を果たすまで作戦をつづけると宣言しました。

 Hurriyet

「そっちの希望を押しつけないでくれ。わが国は仕事が終ったら、アフリンを去る」と、エルドアン大統領は、3月15日、アンカラのスピーチで言いました。「欧州議会はなにをしているのだ? 正直になるべきだ・・・欧州議会がわが国に言うことはないはずだ。議会の声明は、われわれの右の耳から左の耳へ抜けていく。350万人のシリア人を受け入れているわが国の重荷をシェアしてから、われわれにものを言ったらどうだ?」

トルコはアフリンからYPG(クルド人民防衛隊)を排除するために、1月20日、「オリーブの枝作戦」を始めました。トルコのチャヴシュオール外相は、最近、シリア人が帰国できる安全が確保されたら、作戦は5月には終わるかもしれないと示唆しました。

欧州議会は、3月15日、議会はアフリンのエスカレートする状況を深く憂慮するという動議を決議し、作戦中に多くの市民が死傷していると主張し、トルコの作戦はシリアの政治的決着への努力を妨害していると言って、トルコ軍の撤退を要求してきました。欧州議会の決議声明はYPGを“クルド軍”と呼んでいますが、トルコ政府は彼らを“テロリスト”と呼んでいます。

3月26日、ブルガリアのヴァルナで、トルコ=EUサミットが行われますが、それを前にしてこの決議声明が出されました。


トルコ、アゼルバイジャン、ジョージア、イランが新貿易路を開設

トルコ、アゼルバイジャン、ジョージア、イランの外相が、3月15日、バクーで、インド洋とヨーロッパを結ぶ運輸交通路を開設するプロジェクトに合意し調印しました。

 Hurriyet
左からアゼルバイジャンのマムマドヤロフ外相、ジョージアのジャネリゼ外相、イランのザリフ外相、トルコのチャヴシュオール外相


調印式後に行われた共同記者会見で、アゼルバイジャンのエルマル・マムマドヤロフ外相は「われわれは南から西への新しい運輸交通路を設立することで合意した」と語りました。

アゼルバイジャン外相の話では、イランとアゼルバイジャンの協力で敷設中のラシト・アスタラ鉄道は、バクー=トビリシ=カルス鉄道と接続するそうです。バクー=トビリシーカルス鉄道はトルコ、ジョージア、アゼルバイジャンによって敷設され、2017年10月30日から運行しています。新運輸交通路はイランのチャバハル港とバンダル・アッバス港から出発し、ヨーロッパ諸国までのびるそうです。

「われわれの協力は地域の平和と安定と繁栄を支える」と、ジョージアのミクヘイル・ジャネリゼ外相は言いました。「ペルシャ湾と、黒海と地中海の結束は、いま、現実のものとなっている。インド洋から地中海や黒海に、ヨーロッパに、貨物が送れるようになるのも、そう先のことではない」と、イランのジャヴァド・ザリフ外相は言いました。


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[ティラソンの解任で米土交渉は遅れるかも」トルコ外相

2018年03月15日 | 国際
3月15日 トルコ政府は、アメリカの新国務長官マイク・ポムペオ氏が、トルコ外相と同様の考えをもって交渉にあたるよう希望を表明し、ティラソン氏の解任で予定されていた会談は遅れるかもしれないと言いました。

 Hurriyet

「両国が3月19日に予定していた会談は、ティラソン氏の解任で遅れるだろう」と、チャヴシュオール外相は、3月14日、モスクワで、ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相との共同記者会見で言いました。「わが国はアメリカからの反応を待つ」

「われわれは両国の関係が危機的状況になったとき、ティラソン氏と話し合った。わが国はきわめて困難な事態になってもコミュニケーションをつづけた。われわれは新しい国務長官と相互の敬意と理解をベースに話し合いたい」とチャヴシュオール外相は付言しました。

トルコとアメリカの関係は、さまざまな問題に関する意見の相違から不穏な状況にあります。ティラソン氏は関係修復のため、2月、アンカラを訪れ、シリアでの不一致その他の問題を解決するために、共同の機構を形成することで合意しました。チャヴシュオール外相とティラソン氏は、シリアの状況をさらに話し合うために、3月19日に会う予定でした。

ティラソン氏の解任によって、トルコとアメリカ間の親善回復プロセスのなりゆきに懸念が生じました。ユルドゥルム首相は、3月14日、アゼルバイジャン公式訪問に発つ前に、記者団に、アメリカとトルコの関係は個人に依存しているわけではないと、力説しました。

「だれが国務長官になっても、トルコのスタンスははっきりしている。新国務長官がトルコについてなにを考えているかは重要ではない」と、首相は言い、ティラソンの解任で、トルコとアメリカの関係は改善するだろうと付言しました。


「今年は600万のロシア人ツーリストを期待している」観光相

トルコは今年、600万以上のロシア人ツーリストを迎えるだろうと、ヌマン・クルトゥルムシュ文化観光相が予想しました。

 Hurriyet

ロシア市場を扱う旅行社の早期予約数から見て、ロシアからのツーリスト数は、2018年、600万を超えるだろうと、3月14日、クルトゥルムシュ観光相が、訪問中のモスクワでアナドル通信に語りました。観光相は、モスクワ国際旅行・観光展のためにモスクワを訪れていたツアー・オペレーター20人とも会いました。

「近年、ロシアとトルコの間には、深刻な政治的危機があったが、いま、両国国民の間にはなんの疎外感もない」とクルトゥルムシュ観光相は付言しました。「2017年のロシア人ツーリスト数が最も具体的な証左だ」と、観光相は言い、2017年には470万人のロシア人がトルコを訪れたと言いました。

ビザなし旅行へ
クルトゥルムシュ観光相はまた、ロシアは、トルコ人のビザなし渡航の再開を検討していると言いました。2015年11月、トルコが領空侵犯したロシア軍のジェット機を撃墜したため、トルコ人のビザなし渡航は棚上げされていました。


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「YPGのマンビジの撤退を米土軍が監視する」トルコ外相

2018年03月14日 | 国際
3月14日 トルコとアメリカはYPG(クルド人民防衛隊)が、シリア北部の町マンビジから撤退するのを監視し、アメリカ軍がこの地域の安全を守ると、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相が、3月13日、言いました。

 Hurriyet

チャヴシュオール外相は、モスクワへのフライト中、記者団に、トルコとアメリカは3月19日の話合いの際、マンビジの安全を確かにする計画を立てると言いました。実行グループが草案を検討し、トルコとアメリカの外相が、3月19日、ワシントンで会うことになっています。アメリカのトラムプ大統領が、3月13日、レックス・ティラソン国務長官を解任し、現CIA長官マイク・ポムペオ氏を彼の後継者とすると発表する直前、この会談が発表されました。

もしYPGが撤退しなかったら、トルコ軍はマンビジだけでなく、ユーフラテスの東にも、軍事作戦を展開すると、チャヴシュオール外相は言いました。外相はまた、先週、ワシントンで行われた、トルコとアメリカの実行グループ会議の成果を語りました。トルコはマンビジに関して、アメリカがYPGに与えた武器の返還を監視するだけだと、チャヴシュオール外相は言いました。

アメリカはシリアでイスラム国(ISIL)と戦うためにYPGと組み、武器を提供してきましたが、トルコは、YPGは非合法組織クルド労働者党(PKK)とリンクしているとして、批判しつづけてきました。


トルコ軍とFSAがシリア・アフリンを包囲した

トルコ軍と自由シリア軍(FSA)は、シリア北西部の町アフリンを包囲し、YPG(クルど人民防衛隊)に向かって、堂々,進軍していると、トルコ軍が、3月13日、声明で言いました。

Hurriyet

「3月12日の時点で、アフリンのセンターが包囲され、今後の作戦に重要な地域は占領された」と、軍は3月13日、声明を出しました。「オリーブの枝作戦」が始まってから、アフリンでは3393人の戦闘員が“無効にされて”います。トルコ軍は投降、死亡、捕虜などを表わすのに無効にするということばを使っています。

占領された地域の安全が確保されたら、トルコ軍はまず地元民が家に帰るのを助け、トルコ赤新月社と首相府災害・緊急管理局(AFAD)が同時に援助活動を始めると、声明は言っています。

3月12日、ベキル・ボズダー副首相は、アンカラの閣僚会議で、トルコ軍とFSAはいままでに、YPGから1102平方キロを奪い、アフリン作戦地域の半分以上を征服したと言いました。「現在、アフリン地方の半分以上が、わが軍の支配下にある。テロリストが排除された地域のインフラと建造物はトルコ軍の管理下にあり、すぐに機能するだろう。この地域はまもなく、一切の危険がなくなり、人々が暮らせるようになるだろう」と副首相は言いました。

ボズダー副首相はまた、トルコとイラクは、イラクのPKKに対して共同作戦を行なうことを前向きに話し合っているとも言いました。


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国際小児科医会が難民の子供への貢献でエ大統領に賞

2018年03月12日 | 国際
3月13日 国際小児科医協会(IPA)が、3月11日、エルドアン大統領に、難民の子供への助力に対して「国際平和賞」を贈ると発表しました。

 Hurriyet

同協会幹部がトルコの難民キャンプを訪れた後、この受賞が決まりました。IPAの幹部が、エルドアン大統領に、難民の子供たちへの貢献に対して賞を贈ることを決めたと 同協会の対外関係部のケレム・ハサンオール部長が言いました。

「難民に関心のない国々が多いとき、トルコは150万人以上の難民の子供たちに手を差しのべ、彼らの命を救ってきた」と、ハサンオール部長は言いました。世界の多くの国々は、難民の状況を見て見ぬふりをしているが、エルドアン大統領の主導下にあるトルコは、罪のない赤ちゃんたちの命をつなぎとめてきた」と、ハサンオール氏は付言しました。

・・・エルドアン大統領はともかく、トルコの難民への貢献は、世界がもっと評価し賞賛すべきです。


「アフリンの作戦はYPGとISがターゲットだ」参謀総長

北シリアのアフリンでトルコ軍が行っている作戦は、YPG(クルド人民防衛隊)だけでなく、イスラム国(ISIL)もターゲットにしていると、トルコ軍参謀総長フルシ・アカル将軍が、3月12日、言いました。

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「トルコ軍のターゲットは、撤退しつつあるPKK(クルド労働者党)だけでなく、ISILもターゲットだ」と、アカル参謀総長はドーハで言いました。将軍はいま、ドーハ国際海事・防衛展に出席しています。「ISのテロリストは衣服を変えて変装し、PKKの前線に加わっている」とアカル将軍は言いました。

アフリンの作戦の目的について、アカル将軍は、トルコにいる多くのシリア国籍者を故国に帰らせ、アフリンに平和と安定を樹立することにあると言いました。将軍はまた、作戦が始まってから、約60人のYPG戦闘員が投降していると言い、彼らの中の負傷者は治療しているとも言いました。

3300人以上のYPG戦闘員が“無効にされた”
アカル参謀総長は、3月12日朝、声明を出し、1月20日に「オリーブの枝作戦」が始まってから、3347人のYPG戦闘員が“無効にされた”と言いました。トルコ軍は戦闘員が投降、死亡または捕虜になったことを表わすのに“無効にされる”ということばを使っています。


ギリシャ側が引かなければ、トルコ・キプロスも探査を始める

ギリシャ・キプロスが自身の計画に固執するなら、トルコ・キプロスも、島周辺のガスとオイルの探査を始めると、3月9日、トルコ・キプロスの外相が言いました。

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ギリシャ・キプロスは多国籍企業に、数か所の水域のガスとオイルの調査を認可しています。しかし、イタリアのENI社は、トルコの軍艦が監視しているため、先月、予定の掘削を止めました。アメリカ・エクソン社は、今年、探査を始めることになっています。

「話し合い、合意し、協力して、探査活動を行なうか、活動を止めるかでなければ、わが国(トルコ・キプロス)も同じことをする。わが国も探査と掘削を行う」と、北キプロスのクドレト・オゼルサイ外相は、ロイターのインタビューで語りました。トルコはギリシャ・キプロスの一方的な活動を阻止すると宣言しましたが、EU加盟国であるギリシャ・キプロスは引き下がる様子を見せません。EUはトルコに、EUとの関係を損ないかねない脅しを控えるように勧告しています。

両サイドの争いはエスカレートするだろうかという質問には、オゼルサイ外相は「話合いが第一の手段だ。わが国はクールダウンしようとしている」と言いました。「だから、わが国は力を行使していない。力を示しさえしていない。水域問題に関するわが国の主張は地勢をベースにしている。これは歴史的な権利だ」と、オゼルサイ外相は、大勢のキプロス人たちが毎日通過している検問所から5キロのオフィスで語りました。


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エ大統領がシリアの作戦を支援」しないNATOを非難

2018年03月11日 | 国際
3月12日 エルドアン大統領が3月10日、トルコのシリアでの作戦を支援しないNATOを批判しました。

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「NATOはどこにいるんだ?」とエルドアン大統領は南部メルシン県の集会で言い、NATOの“ダブル・スタンダード”を非難しました。NATO加盟国であるトルコは、必要に迫られ紛争地帯に軍を送っているが、NATOの支援は受けていないと、エルドアン大統領は言いました。

トルコはアフリンからYPG(人民防衛隊)を一掃するために、1月20日、軍事作戦を開始しました。トルコはYPGをテロ組織と見ていますが<NATOの同盟国であるアメリカは、イスラム国(ISIL)と戦うためにYPGを支援しています。エルドアン大統領はNATOに、トルコに助力するよう訴え、トルコの国境は、いま減愛、脅威にさらされていると言いました。

アフリンの850平方キロを征服トルコと自由シリア軍は、アフリンの作戦で、850平方キロを征服したと、エルドアン大統領は言いました。「わが国の目的は領土ではない。アフリンからテロリストを排除することだ。目標は2000平方キロを管理下に置くことだ」

トルコは「ユーフラテスの盾作戦」で、ISの戦闘員をジャラブルス、アルライ、アザイ、アルバブなどのシリアの町から排除した後、支援を行っていますが、アフリンも作戦が終れば、電気、水、教育、保健制度など、アフリンの修復と再建に助力すると言っています。

「ユーフラテスの盾作戦」は2016年8月に始まり、2017年3月に終わり、トルコ国境の町からYPGとISの戦闘員を一掃しました。「アフリンの後、わが国はマンビジ、アイン・アルアラブ、タル・アビヤド、レスライン、カミスリからテロリストを排除する」と、エルドアン大統領は、トルコ国境に近いシリアの都市名を挙げて言いました。


20人のシェフが34mのラフマジュン(薄いピザ)をつくった

トルコ東部のエラズー市で、20人以上のシェフが集まって34メートルのラフマジュン(トルコの薄いピザ)をつくり、全国で最も長いラフマジュンの記録を更新しました。

 Sabah

エンギン・アルトゥンバシュさんは2016年にすでに、23メートルのラフマジュンをつくってギネスの世界記録になり、トルコの人気のファーストフードのひとつ、ラフマジュンを世界に知らしめました。「私たちはイタリアが1853メートルのピザでつくった世界記録を破る計画です」とアルトゥンバシュさんは言いました。「目標は、トルコ共和国建国100年を記念して、2023年に、2023メートルのラフマジュンをつくるつもりです」

Sabah

イタリアでは2016年、全国から400人以上のシェフがナポリに集まり、1853メートルのピザをつくって、トルコの記録を破りました。このピザのために、イタリアのシェフたちは、2000㎏の小麦粉、1600㎏のトマト、2000kgのモツァレラチーズ、200リットルの水を使ったそうです。

ラフマジュンは丸く、ピザに似ていますが、ドウは薄く、挽き肉と、玉ネギ、トマト、パセリなどの刻んだ野菜をトッピングし、パプリカ、クミン、シナモン等々のスパイスを使い、薪のかまどで焼きます。ラフマジュンのオリジンはトルコとアルメニアがそれぞれ主張していますが、ほんとうのところは不明。

・・・それにしても、長さ2000メートル以上のラフマジュンなんて、どこで、どうやってつくるの?信じられな~い!


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