トルコのトピックス

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「女性の権利」デモに機動隊が催涙ガス

2018年03月06日 | 国内
3月7日 4日、アンカラで行なわれた「女性の権利」デモを、機動隊が催涙ガスで散開させ、プロテスター15人が拘束されました。

 Hurriyet

3月8日の「国際女性の日」に先だって、女性の権利を推進するNGO「アンカラ女性のプラットフォーム」を主体とするプロテスターが、集会のために市のセンターに集まりました。

「私たちは団結を強化する」というバナーを掲げた女性たちに、警察が介入し、散会するよう呼びかけましたが、女性たちは無視。警察は女性たちに催涙ガスを浴びせたと、AFPの寫眞家が言いました。警察に拘束された15人の女性は、その後、解放されました。

アンカラのデモと同時に、イスタンブルでもデモが行われ、およそ1500人の女性が、ヨーロッパ側のバクルキョイ地区に集まりました。「3月8日女性のプラットフォーム」が集会を組織しましたが、警察は集会の始るまえから警備対策をとり、「バクルキョイ自由広場」に入る人々を厳重チェックしました。

トルコの多くの人権NGOに支援されたこの集会には、クルド系の人民民主党(HDP)のペルヴィン・ブルダン共同議長、HDPのフィリス・ケレステジオール副議長、HDPのヒュダ・カヤ議員、労働党のセルマ・ギュルカン共同議長も参加していました。


トルコはシリアのイドリブなど9地域に難民キャンプを設立する

トルコはアフリンから難民が流入してくる前に、シリアのイドリブ県と「ユーフラテスの盾作戦」の地域に、17万の難民のためのキャンプを設立すると、外務省のハミ・アクソイ報道官が、3月6日、記者会見で言いました。

 Hurriyet
これ以上の難民は・・・トルコ、もう限界です。


難民キャンプはアゼズ、エルビル、トゥグリ、テレフェル、ナッダー、バルダクル、マシャド・ラフィを含む9地域に設けられます。トルコの人道支援局は、まえから、大勢の市民がアフリンの砲火を逃れてトルコ国境へ押し寄せることを想定し、シリアのアザズとイドリブ周辺にキャンプ・エリアをつくることを計画していました。

また、シリア危機について話し合うために、トルコ・イラン・ロシアの3国サミットが、4月初旬、イスタンブルで開かれることになったと、アクソイ報道官は言いました。開催日は4月4日だと、トルコのさる外交筋がHurriyet紙に語りました。3月16日、3国の要人がアスタナで、4月のサミットのための予備会談を行うということです。

トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相は、トルコ=ロシア共同戦略計画グループ会談に出席するために、3月12~14日、ロシアを訪れる予定です。また、トルコとアメリカは、先月ティラソン国務長官がアンカラを訪れたとき合意した両国メカニズムの最初のグループ会議を始めます。YPG問題を初め、多くの問題の軋轢が、アメリカとトルコの関係を悪化させているため、両国は問題解決のための実行委員会を発足させることを決めました。


3月8日、トルコ全国で女性たちが性の不平等反対デモ行進

3月8日の「国際女性の日」に、トルコ全国で女性たちがデモ行進を行います。

 HUrriyet

女性の権利グループ「イスタンブル・フェミニスト集団」が、家長制度、男の暴力、女性蔑視、同性愛者差別、資本主義、軍国主義、帝国主義、戦争に反対するために、イスタンブル・タクシム広場に近いイスティクラル通りの行進に参加するよう、女性たちに呼びかけました。

グループは2003年以来、毎年、3月8日に行進を行っています。行進は19時30分、イスティクラル通りで始まる予定です。また、「公務員労働組合連合」(KESK)が、他の都市でも行進を組織します。行進の時間や場所はウエブサイトに発表されています。


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ISが計画した米大使館襲撃を、トルコ警察が阻止した

2018年03月06日 | 国内
3月6日 イスラム国(ISIL)が計画した、アンカラのアメリカ大使館襲撃を、トルコ警察が阻止し、アンカラとサムスンで容疑者らを拘束しました。

 Hurriyet

アンカラ県知事オフィスは、3月4日午後、アメリカ市民をねらったテロ攻撃が計画されているという情報を得て、警察が特別警備対策をとり、容疑者が拘束されました。「アメリカ大使館をターゲットにしたテロ攻撃があるかもしれないという情報を得て、警備対策が検討され、特別の対策がとられました」と、知事オフィスは言いました。

3月5日、米大使館は閉鎖された
アンカラのアメリカ大使館は、3月5日、不特定の治安上の脅威のために、操業を停止すると発表しました。3月4日、アメリカ大使館はウエブサイトに声明を出し、アメリカ市民に、大使館や人混みの中に行かないよう勧告しました。大使館は治安上の脅威のために閉鎖すると発表されましたが、脅威の詳細の説明はされませんでした。3月5日、ベキル・ボズダー副首相が、アメリカ領事館は通常通り操業していると言いました。

テロ攻撃容疑でイラク人4人がサムスンで拘束された
黒海岸のサムスンで、国家情報局(MIT)と地元警察が4人のイラク国籍者を拘束したと、アナドル通信が報じました。この作戦で、デジタル書類も押収されました。4人はアンカラのアメリカ大使館襲撃を計画していた容疑で、正式の法的手続きのために、本署に連行されました。

IS関連で、アンカラでも12人を拘束
警察はIS戦闘員容疑者12人を拘束し、残りの8人を探していると、アンカラの主任検事オフィスが言いました。容疑者は全員外国人で、国籍はまだわかっていません。

2013年、アンカラのアメリカ大使館前で、自爆テロリストが爆弾を爆発させ、勤務中のトルコ人警備員1人が死亡しました。

・・・イスラム国(ISIL)のテロ、まだまだ油断はできません。


イタリア人がトリュフ密輸で罰金を科された

山林管理局によると、イタリア国籍の男が、トルコで許可なしに、美食家に人気の白トリュフを採って、12万2200ドルの罰金を科されました。

 Hurriyet

「彼は、トリュフの王様と言われる白トリュフを採って捕まりました。わが国ではよく知られていませんが、白トリュフは高額で売買され、ヨーロッパ諸国では1キロ250ユーロで売られています」と、3月5日、山林管理局のウエブサイトに書かれました。

イタリア男は、トルコとブルガリア国境のハムザベイリ税関ゲートを通ろうとして、白トリュフの密輸で告発されました。彼は必要な許可書も持っていませんでした。彼はトルコとブルガリアとギリシャの国境に近い、トルコのトレース地方の森林で、トリュフを採ったと思われます。

事件後、イスタンブルの山林管理局は、トリュフの不法採取を防ぐために、森林周辺のチェックを厳しくしました。トリュフは通常、木の根の近くで見つかります。白トリュフは、とくにフランス、イタリア、クロアチアの料理で尊重されています。


トルコ裁判所はギリシャ兵2人の釈放を拒否

トルコの裁判所は、3月5日、2人のギリシャ兵の釈放を拒否しました。ギリシャ兵は“悪天候のため、道に迷って”国境を越え、拘束されたと、CNNトルコその他のメディアは報じています。(3月4日の頁参照)

 Hurriyet

3月5日、弁護士が正式に彼らの釈放を要請しました。トルコ裁判所は、3月2日、非合法にトルコに入国したギリシャ兵2人を、スパイ容疑で逮捕したと、アナドル通信が報じました。

ギリシャと国境を接するエディルネの裁判所は、“入場禁止の軍用地に入り”“軍事スパイ活動をを試みた”容疑で2人を逮捕しました。ギリシャ軍は、2人の兵士は、国境を流れるメリチ川周辺をパトロール中、悪天候のため、道に迷ったと言っています。ギリシャ参謀本部のヴァシリス・ベレツィオティス報道官は、彼らはスパイ行為は行っていないと、AFPに語りました。


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