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「トルコは侵略軍としてアフリンにいるのではない」エ大統領

2018年03月20日 | 国際
3月20日 シリアのアフリンでのトルコの唯一の目的は、テロリストを国境から排除し、国家の安全保障を確かにすることだと、エルドアン大統領は言い、トルコ軍は侵略軍としてアフリンにいるのではないと力説しました。

 Hurriyet

「われわれはいま小休止しているが、やがて完全にストップするだろう、インシャアッラー。われわれはこの作戦に限界を設けていない。拡大するかもしれない。われわれの意図するところは、テロリストを排除し、わが国へのテロの脅威をなくすことにある」と、エルドアン大統領は、3月19日に行われた判事・検事の任命式で力説しました。

このスピーチの前日、トルコ軍と自由シリア軍(FSA)は、「オリーブの枝作戦」58日目にして、アフリン市のセンターを制圧しました。これまでに合計3622人のYPG戦闘員が“無効にされた”と大統領は言いました。

「アフリンの中心を制圧したことで、“オリーブの枝作戦”は山場を越えた。わが軍は、マンビジ、アイン・アルアラブ、テルアビヤド、ラス・アルアイン、カミシリとつづく地帯から彼らを排除するまで、作戦をつづける」と大統領は言いました。YPGが本部や軍事拠点を置いている場所は、マンビジのほかは、ユーフラテス川の東になります。

マンビジでYPGの戦闘員がアメリカ軍の支援を受けていることが、アメリカとトルコ間の大きな外交トラブルになっています。トルコとアメリカは、最近、YPGの軍をアフリンからユーフラテスの東へ撤退させるための対話を行う予定でしたが、アメリカのティラソン国務長官が解任されたため、外交プロセスは進展していません。


トルコ=アメリカの外務次官が近くシリアに関して会談する

 トルコの外務次官が近くアメリカの外務次官と会談するだろうと、メヴリュトチャヴシュオール外相が、3月20日、記者団に語りました。「わが国の外務次官が近くワシントンへ飛ぶだろう」

 Hurriyet
中央がメヴリュト・チャヴシュオール外相


「トルコとアメリカは未解決の諸問題を解決するため、できるだけ早く会談の日を決めるだろう」と、アンカラのアメリカ大使館のデイヴィッド・ゲイナー報道官がHurriyet 紙に言いました。トルコ外相とアメリカの前国務長官ティラソン氏の会談は3月19日に予定されていましたが、トラムプ大統領がティラソン氏を解任したため、会談は延期されました。

NATO同盟国であるアメリカとトルコは、シリア問題を初め種々の問題を解決するために、実行グループを結成しました。トルコはアメリカがシリアのYPG(クルド人民防衛隊)を支援していることに腹を立てています。トルコ政府は、YPGを非合法組織クルド労働者党(PKK)とリンクしていると見ています。

技術レベルの最初の会談は、先週、ワシントンで行われ、両国はシリアのマンビジの収拾の仕方について討議しました。トルコは以前から、アメリカに、YPGをマンビジからユーフラテスの東に撤退させるよう強く要求しています。


ローマ時代の石棺がバルトゥン県で見つかった

Hurriyet

大昔の石棺が、トルコ北部バルトゥン県シパヒレル村で見つかりました。アマスラ博物館職員は、この石棺はローマ時代のものだと言っています。


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