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「私はプーチンとトラムプにシリアから引かないと言った」

2018年03月25日 | 国際
3月25日 エルドアン大統領は、アメリカのトラムプ大統領とロシアのプーチン大統領に「トルコはシリアから撤退しない」と言い、アフリンの作戦は、マンビジを含む他の地域へ拡大するだろうと宣言しました。

 Hurriyet

「昨夜、私はトラムプ大統領と、この問題について話した。2日前にはプーチン大統領と同じことを話した。私は2人に、“わが国はシリアから撤退しない。わが国は抑圧され苦しんでいる人々の側に立っている”と言った」と、エルドアン大統領は、3月23日、イスタンブルで行われた公正発展党(AKP)の会合でスピーチしました。

エルドアン大統領とトラムプ大統領は22日、両国間の緊張関係、とくにアメリカがイスラム国との戦いで、YPG(クルド人民防衛隊)と組んでいることについて、電話で話し合いました。トルコはYPGをクルド労働者党(PKK)の分派であり、従ってテロリスト組織であると考えています。トルコ軍は、1月2日、YPGをアフリンから排除するために、自由シリア軍(FSA)とともに「オリーブの枝作戦」を始めました。

エルドアン大統領は「作戦はアフリンで終わらない。次はイドリブとマンビジだ」と言っています。シリア北西部の町マンビジにはアメリカ軍が駐屯し、まだYPGの支配下にあります。トルコはアメリカに、YPGをマンビジからユーフラテスの東に移動させるよう勧告しつづけてきました。アメリカ軍がマンビジにいても、トルコはYPGの拠点を攻撃することに躊躇しないと、大統領は言っています。


トルコの2017年の失業率は10.9%だった

2017年、トルコの失業率は前年と変わらず、10.9%だったと、3月23日、トルコ統計局(TUIK)が発表しました。

 Hurriyet

統計局によると、昨年の15歳以上の失業者数は、345万人で、前年に比して12万4000人増えました。失業率は、男性が0.2%減少して9.4%になり、女性は0.4%増加して14.1%になりました。非農業者失業率も、前年と同じで13%でした。15歳から24歳の若者の失業率は1.2%増え、20.8%になり、15歳から64歳では変化なく、11.1%です。

就業者数は、2017年、100万人増えて、2820万人に達し、就業率は前年に比して0.8%増え、47.1%になりました。就業者の19.4%が農業分野で働き、19.1%が製造業、7.4%が建設、54.1%がサービス業で働いていました。

労働参加率は、前年に比して0.8%増えて52.8%になり、3160万人が労働力になっています。労働参加率は、男性では0.5%増加して、72.5%になり、女性は1.1%増えて33.6%になりました。昨年失業率が最も低かったのは5月6月で、10.2%でした。過去5年間で最も失業率が高かったのは、2017年の1月で13%、最も低かったのは2013年の6月の8.1%でした。


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