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「YPGのマンビジの撤退を米土軍が監視する」トルコ外相

2018年03月14日 | 国際
3月14日 トルコとアメリカはYPG(クルド人民防衛隊)が、シリア北部の町マンビジから撤退するのを監視し、アメリカ軍がこの地域の安全を守ると、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相が、3月13日、言いました。

 Hurriyet

チャヴシュオール外相は、モスクワへのフライト中、記者団に、トルコとアメリカは3月19日の話合いの際、マンビジの安全を確かにする計画を立てると言いました。実行グループが草案を検討し、トルコとアメリカの外相が、3月19日、ワシントンで会うことになっています。アメリカのトラムプ大統領が、3月13日、レックス・ティラソン国務長官を解任し、現CIA長官マイク・ポムペオ氏を彼の後継者とすると発表する直前、この会談が発表されました。

もしYPGが撤退しなかったら、トルコ軍はマンビジだけでなく、ユーフラテスの東にも、軍事作戦を展開すると、チャヴシュオール外相は言いました。外相はまた、先週、ワシントンで行われた、トルコとアメリカの実行グループ会議の成果を語りました。トルコはマンビジに関して、アメリカがYPGに与えた武器の返還を監視するだけだと、チャヴシュオール外相は言いました。

アメリカはシリアでイスラム国(ISIL)と戦うためにYPGと組み、武器を提供してきましたが、トルコは、YPGは非合法組織クルド労働者党(PKK)とリンクしているとして、批判しつづけてきました。


トルコ軍とFSAがシリア・アフリンを包囲した

トルコ軍と自由シリア軍(FSA)は、シリア北西部の町アフリンを包囲し、YPG(クルど人民防衛隊)に向かって、堂々,進軍していると、トルコ軍が、3月13日、声明で言いました。

Hurriyet

「3月12日の時点で、アフリンのセンターが包囲され、今後の作戦に重要な地域は占領された」と、軍は3月13日、声明を出しました。「オリーブの枝作戦」が始まってから、アフリンでは3393人の戦闘員が“無効にされて”います。トルコ軍は投降、死亡、捕虜などを表わすのに無効にするということばを使っています。

占領された地域の安全が確保されたら、トルコ軍はまず地元民が家に帰るのを助け、トルコ赤新月社と首相府災害・緊急管理局(AFAD)が同時に援助活動を始めると、声明は言っています。

3月12日、ベキル・ボズダー副首相は、アンカラの閣僚会議で、トルコ軍とFSAはいままでに、YPGから1102平方キロを奪い、アフリン作戦地域の半分以上を征服したと言いました。「現在、アフリン地方の半分以上が、わが軍の支配下にある。テロリストが排除された地域のインフラと建造物はトルコ軍の管理下にあり、すぐに機能するだろう。この地域はまもなく、一切の危険がなくなり、人々が暮らせるようになるだろう」と副首相は言いました。

ボズダー副首相はまた、トルコとイラクは、イラクのPKKに対して共同作戦を行なうことを前向きに話し合っているとも言いました。


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