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「トルコは仕事が終わるまでアフリンを去らない」エ大統領

2018年03月16日 | 国際
3月16日 エルドアン大統領は、トルコにシリアのアフリンから撤退するよう要求している欧州議会を非難し、トルコは使命を果たすまで作戦をつづけると宣言しました。

 Hurriyet

「そっちの希望を押しつけないでくれ。わが国は仕事が終ったら、アフリンを去る」と、エルドアン大統領は、3月15日、アンカラのスピーチで言いました。「欧州議会はなにをしているのだ? 正直になるべきだ・・・欧州議会がわが国に言うことはないはずだ。議会の声明は、われわれの右の耳から左の耳へ抜けていく。350万人のシリア人を受け入れているわが国の重荷をシェアしてから、われわれにものを言ったらどうだ?」

トルコはアフリンからYPG(クルド人民防衛隊)を排除するために、1月20日、「オリーブの枝作戦」を始めました。トルコのチャヴシュオール外相は、最近、シリア人が帰国できる安全が確保されたら、作戦は5月には終わるかもしれないと示唆しました。

欧州議会は、3月15日、議会はアフリンのエスカレートする状況を深く憂慮するという動議を決議し、作戦中に多くの市民が死傷していると主張し、トルコの作戦はシリアの政治的決着への努力を妨害していると言って、トルコ軍の撤退を要求してきました。欧州議会の決議声明はYPGを“クルド軍”と呼んでいますが、トルコ政府は彼らを“テロリスト”と呼んでいます。

3月26日、ブルガリアのヴァルナで、トルコ=EUサミットが行われますが、それを前にしてこの決議声明が出されました。


トルコ、アゼルバイジャン、ジョージア、イランが新貿易路を開設

トルコ、アゼルバイジャン、ジョージア、イランの外相が、3月15日、バクーで、インド洋とヨーロッパを結ぶ運輸交通路を開設するプロジェクトに合意し調印しました。

 Hurriyet
左からアゼルバイジャンのマムマドヤロフ外相、ジョージアのジャネリゼ外相、イランのザリフ外相、トルコのチャヴシュオール外相


調印式後に行われた共同記者会見で、アゼルバイジャンのエルマル・マムマドヤロフ外相は「われわれは南から西への新しい運輸交通路を設立することで合意した」と語りました。

アゼルバイジャン外相の話では、イランとアゼルバイジャンの協力で敷設中のラシト・アスタラ鉄道は、バクー=トビリシ=カルス鉄道と接続するそうです。バクー=トビリシーカルス鉄道はトルコ、ジョージア、アゼルバイジャンによって敷設され、2017年10月30日から運行しています。新運輸交通路はイランのチャバハル港とバンダル・アッバス港から出発し、ヨーロッパ諸国までのびるそうです。

「われわれの協力は地域の平和と安定と繁栄を支える」と、ジョージアのミクヘイル・ジャネリゼ外相は言いました。「ペルシャ湾と、黒海と地中海の結束は、いま、現実のものとなっている。インド洋から地中海や黒海に、ヨーロッパに、貨物が送れるようになるのも、そう先のことではない」と、イランのジャヴァド・ザリフ外相は言いました。


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