作曲家の熊谷賢一はマンドリンオーケストラ曲で有名だが、合唱曲でもいい曲を残している。
小森香子作詞、熊谷賢一作曲「青葉の歌」が最も有名で、中学校の合唱大会での人気曲と聞く。
「青葉の歌」は1974年に混声合唱曲として作曲された。
他に「すばらしい明日のために」(1968年)、「イタリアの女が教えてくれたこと」(女声合唱、1990年)が知られている。
「イタリアの女が教えてくれたこと」は福島県立安積女子高等学校の録音がある。
「青葉の歌」と「すばらしい明日のために」は、マンドリンオーケストラの為のボカリーズⅤ「すばらしい明日の為に」(1976年、1982年改稿)に使われている。
「青葉の歌」は明るく、前向きで、活気に満ちており、平和、幸福を求める気持ちが伝わってくる。
熊谷賢一という作曲家はものすごいバイタリティーの持ち主だと思う。
それはどん底から這い上がる程の力、かつて廃墟から立ち上がって平和を築き上げた1970年代までの日本の姿に重なる。
しかし熊谷賢一の曲はただ単にエネルギーに満ちているだけではない。
どん底に落ちた存在(それは人間であったり、国家でもあるかもしれない)に対する受容力、繊細な優しさも感じられる。
だからこそ前向きなエネルギーが放たれている。
青葉は緑色であるが、私はこの色が幼い頃から好きだった。
気持ちを穏やかに、明るくしてくれる唯一の色だと思う。
合唱曲「青葉の歌」 超高音質
小森香子作詞、熊谷賢一作曲「青葉の歌」が最も有名で、中学校の合唱大会での人気曲と聞く。
「青葉の歌」は1974年に混声合唱曲として作曲された。
他に「すばらしい明日のために」(1968年)、「イタリアの女が教えてくれたこと」(女声合唱、1990年)が知られている。
「イタリアの女が教えてくれたこと」は福島県立安積女子高等学校の録音がある。
「青葉の歌」と「すばらしい明日のために」は、マンドリンオーケストラの為のボカリーズⅤ「すばらしい明日の為に」(1976年、1982年改稿)に使われている。
「青葉の歌」は明るく、前向きで、活気に満ちており、平和、幸福を求める気持ちが伝わってくる。
熊谷賢一という作曲家はものすごいバイタリティーの持ち主だと思う。
それはどん底から這い上がる程の力、かつて廃墟から立ち上がって平和を築き上げた1970年代までの日本の姿に重なる。
しかし熊谷賢一の曲はただ単にエネルギーに満ちているだけではない。
どん底に落ちた存在(それは人間であったり、国家でもあるかもしれない)に対する受容力、繊細な優しさも感じられる。
だからこそ前向きなエネルギーが放たれている。
青葉は緑色であるが、私はこの色が幼い頃から好きだった。
気持ちを穏やかに、明るくしてくれる唯一の色だと思う。
合唱曲「青葉の歌」 超高音質
このあいだ、ふと思い立って熊谷賢一氏の作品について調べていたところ、貴ブログにたどりつきました。
昨年書かれた記事を読んで、熊谷作品演奏禁止令がたった4年で解かれていたことに衝撃…!
田舎者のわたしは、ずっと知らずに、弾いてはいけないのだと思っておりました。
貴ブログで、貴重な情報を得ました。ありがとうございました。
コメント下さりありがとうございました。
熊谷賢一作品を学生時代に弾いたときには、その曲の真価が分かりませんでしたが、長い時間を経て改めて鑑賞の立場から聴いたことで初めて作品の素晴らしさ、力強さに触れることができました。
いけこさんは北海道で活動なさっているのですね。
札幌にもかなりの演奏団体があるようで、マンドリン音楽がいたるところで根強い人気を保っているのが意外にも不思議に感じられます。