緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

ムローヴァ演奏、小澤征爾指揮、メンデルスゾーン作曲ヴァイオリン協奏曲ホ短調ライブ録音を聴く

2024-02-16 23:35:49 | バイオリン
先日死去した小澤征爾氏の指揮、ベルリン・フィルハーモニー、ヴィクトリア・ムローヴァ演奏のメンデルスゾーン作曲ヴァイオリン協奏曲ホ短調ライブ録音を聴いた。
1984年の録音。1982年にチャイコフスキー国際コンクールで優勝してから2年後、彼女が20代半ばでの演奏だ。

この曲としてはかなり早いテンポ。
技巧がすごいが、技巧だけが浮き上がるような演奏とは全然違い、パッションと同時に落ち着きも感じさせる演奏だ。
3楽章は若干、オケとかみ合わない面もあるが全く淀みの無い、むしろ、あのベルリン・フィルを自分から引っ張っていっているような演奏だ。

メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64/ムローヴァ/小澤征爾/ベルリン・フィル(1984 12 18)
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2 コメント

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全盛期の小澤さんは凄かった (武田の赤備え)
2024-02-17 18:04:49
いつも楽しく拝見させていただいております。
此の頃に小澤征爾氏の演奏を生で聞きました。
新日本フィルで「新世界より」でした。今でも
記憶に焼き付いております。素晴らしい演奏でした。
偶然、音大に進んだ友人が隣に座り、演奏会後に
「指揮者が何を求めているか、良くわかる」と申して
おりました。
Unknown (緑陽)
2024-02-17 21:52:41
武田の赤備えさん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
武田の赤備えさんは小澤征爾さんのライブ演奏をお聴きになったことがあるのですね。
どんなに素晴らしい演奏だったか文面から伝わってきます。
私が小澤氏の名前を聞くようになったのは確か高校生の頃、ボストン交響楽団の音楽監督をしていた1970年代の終わり頃だったように思います。
オーケストラ作品はあまり関心がなかったため、これまではCDでチャイコフスキーの悲愴を3種類ほど、録音を聴いたくらいですが、生演奏を聴いておくべきだったと思っています。
記事に取り上げたメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲のオケはソリストとのバランスが絶妙でソリストの演奏が最大限に発揮できるような音楽の作り方をしていることが伝わってきます。
ライブ演奏ということもありますが、ものすごいエネルギーが放射されているのが感じ取れます。

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