緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

ジャン・ミコー演奏 ショパン ワルツ第3番Op.34-2を聴く

2018-06-15 23:37:12 | ピアノ
久しぶりにショパンを聴いた。
ワルツ第3番Op.34-2、イ短調。
演奏はジャン・ミコー(Jean Micault 1924-)。
この数か月、マンドリン音楽漬けだったこともあり、ピアノの音を聴くと新鮮に感じる。

ショパンの中で、聴く頻度が圧倒的に高いのがワルツであり、特に好きなのが、第10番Op.69-2 ロ短調と第3番Op.34-2だ。
共に陰鬱で暗く、悩ましい曲だが、純粋な美しさを持っている。
飾りも何も無いが、そこが好きだ。
静かな夜更けに聴く曲。
これらの曲はこれまで数多くの奏者の演奏を聴いてきたが、フランスのピアニスト、ジャン・ミコーのものが最高だ。
第10番は以前記事にしたが、第3番の演奏も素晴らしい。

音楽の流れが自然で、力みがない。とても繊細で、感情に満ちた音を出す。







ジャン・ミコーというピアニストがどういう人間か、聴いていて感じられてくる。
曲がシンプルなだけに、奏者の感受性や人間性といったものがストレートに出るのだと思う。

自分はギターを弾くが、器楽としての音楽を学ぶのであれば、ジャン・ミコーのような人に教わりたいなと思う。
(もちらnアマチュアの私には無理な話だが、願望として)

CHOPIN, Valse op. 34 n° 2 - Jean MICAULT, piano.



【201806222330】

やはり何度聴いても感動する。このワルツの演奏は凄いと思う。
ジャン・ミコーは円熟期の演奏がいい。
ジャン・ミコーを初めて知ったのはフランスの古い1枚のレコードだったが、若い時代のタッチは強靭そのもの。

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