こんにちは。
今日はクリスマスです。会社の同僚たちも今日はいつもより早めに帰宅していました。私も久しぶりに早く帰らせてもらうことにした。
先日、園田高弘の弾くベートーヴェン・後期ピアノソナタの感想を述べたが、彼の40歳ごろに録音されたピアノソナタ全集の中の一部が手に入ったので早速聴いてみました。
聴いたのは第8番「悲愴」、第23番「熱情」、第5番の3曲。
1960年代終わりの古い録音で、聴いた第1印象は響きの悪いスタジオで弾いているな、と感じたこと。でも録音自体はストレートで悪くはない。
例のごとく録音を聴きながら別の事をすることで、演奏の印象度を試すことにした。
園田氏の演奏は地味でオーソドックスで堅実であり、おおげさな表現、変わった解釈などは見られないが、聴いていて心にスーと入ってくるものがあった。音が地味だと聴いていて殆ど心に残らないことが多いが彼の演奏は違う。
先日彼の晩年の録音を聴いたときも堅実で地味でありながら、何か心から離れないものを感じた。今日聴いた録音もそうである。静かで深い感動というべきものだろうか、不思議な感覚である。
マリヤ・グリンベルクを聴いているときもそうであるが、演奏から聴こえてくる音楽と実に波長が合う。人と人との相性も理屈では説明できない次元のものであるが、聴き手と演奏者との相性も同様なのであろう。園田氏の演奏を聴いているとその音楽に親しみを感じる。
きっと心の深層で感情的、人間的な共鳴という現象が起きているのだと思う。
相性のいい演奏家を探すことは大変なことであるが、また1人そのような出会いが得られて良かった。久しぶりにいい夜を満喫できた。
園田氏の録音については別の機会に具体的に紹介したい。
今日はクリスマスです。会社の同僚たちも今日はいつもより早めに帰宅していました。私も久しぶりに早く帰らせてもらうことにした。
先日、園田高弘の弾くベートーヴェン・後期ピアノソナタの感想を述べたが、彼の40歳ごろに録音されたピアノソナタ全集の中の一部が手に入ったので早速聴いてみました。
聴いたのは第8番「悲愴」、第23番「熱情」、第5番の3曲。
1960年代終わりの古い録音で、聴いた第1印象は響きの悪いスタジオで弾いているな、と感じたこと。でも録音自体はストレートで悪くはない。
例のごとく録音を聴きながら別の事をすることで、演奏の印象度を試すことにした。
園田氏の演奏は地味でオーソドックスで堅実であり、おおげさな表現、変わった解釈などは見られないが、聴いていて心にスーと入ってくるものがあった。音が地味だと聴いていて殆ど心に残らないことが多いが彼の演奏は違う。
先日彼の晩年の録音を聴いたときも堅実で地味でありながら、何か心から離れないものを感じた。今日聴いた録音もそうである。静かで深い感動というべきものだろうか、不思議な感覚である。
マリヤ・グリンベルクを聴いているときもそうであるが、演奏から聴こえてくる音楽と実に波長が合う。人と人との相性も理屈では説明できない次元のものであるが、聴き手と演奏者との相性も同様なのであろう。園田氏の演奏を聴いているとその音楽に親しみを感じる。
きっと心の深層で感情的、人間的な共鳴という現象が起きているのだと思う。
相性のいい演奏家を探すことは大変なことであるが、また1人そのような出会いが得られて良かった。久しぶりにいい夜を満喫できた。
園田氏の録音については別の機会に具体的に紹介したい。