世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

寒い家

2023年01月23日 23時54分16秒 | Weblog
「職場の机の上に置いておいていいのは2錠までですよ」と目を三角にして怒ったクマ医師の顔がインパクト大で、今日はODしなかった。
2錠、ちょこんとパソコンの上に置かれたソラナックスはクマ医師が見守っていることを感じさせてなんだか心強い。

二人並んでて、かわいい。

今日はすさまじく寒い一日だった。

寒いと言えば、昨日母が語った実家(立て直す前)の寒い話がヤバかった。
立て直す前の家は増築をして古い部分は50年前のまんま。
適当に作った長い廊下はなぜか一枚板をつなぎ合わせた簡素なもの。穴とかあった。穴を覗くと地面が見えた。
母は毎朝、その廊下っぽい板を濡れ雑巾で拭くのだが、寒い日の朝に拭いていると拭いているそばから拭いた部分が凍っていったと昨日語っていた。
まるでスケートリンクのようである。
それでも母は当時は嫁として毎朝廊下を拭いていた。
そんな適当な廊下は隙間風を簡単に通し、障子一枚隔てた祖父母の部屋はいつも寒かった。
祖父が若くして脳梗塞で亡くなったのは、安い酒を飲みすぎたのもあるが、きっとあの廊下から入ってくる冷風のせいだと私は考察している。
廊下だけではなく家全体も寒かった。
2階の増築部分で寝ていた私たち兄弟と両親。
母は誰よりも早く起き、寝室の隣にある暖房のない寒い部屋でもぞもぞと着替えをし、下の台所に下って行った。
寝室の襖からその様子を見てて「大人ってすごいんだな」って思った。
今、多少寒くてもあの母が着替える姿を思い出すと、「まだマシ」って思える。

電気料金が高くなった。先月の明細を見てビックマ!!
背筋が凍るとはまさにこのこと。
築浅のマンションでそこそこ断熱材が入っているというのに。
明細が私を凍えさせるのであった。


今日の夕食は王将の餃子。
油がくたくたであまり美味しくなかった。



更に、隣の席の男性の態度の悪さも食事を不味くさせる要因になった。
オーダーを取りに来た店員さん(外人)に
「あんた日本語分かるの?間違えられると厭なんだよね。ま、いーか…天津炒飯、塩だれ。わかった?て、ん、し、ん、ちゃー、は、ん!」
と注文している様子に猛烈に腹が立った。
お前、何様だよ?と。

料理と一緒に置かれた注文票が挟まったバインダーをいちいち確認し、それを置くときにテーブルにポイって投げたのもいただけない。
きっと彼は育ちが悪いんだなって思った。見た目は普通のリーマンなのに。
横柄な態度を丸出ししても恥ずかしさを感じない、そんな謎の生物に遭遇という珍奇な体験をしてしまった。
できればもうあの客とは遭遇したくない。

帰宅して、ガスの元栓を本気で探す。
週末にガスの点検が来るのだが、料理をしない私は本気で元栓の在処がわからないのである。
一応、この部屋のオーナーなのに。

ちなみにガス台の上は荷物置き場になっている。
この部屋を売ったり貸さない限り、このガス台はガス台としての一生を全うできずに終わるのだと思うと切ない気持ちにもなる。ごめんね~。でもたぶん料理はしないよ、私。作れないし、興味がまったくないんだよね。

この下の戸棚に元栓があるらしいのだが…。
う~む。明日。ママに訊こう!!

明日も今日同様にODせずに乗り切れますように。
じゃないとクマ医師にソラナックスを取り上げられてしまう…。
それこそ背筋が凍る(←完全に薬物中毒患者の思考)。

なんだか今年は寒い冬だ。