世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

秋の山梨

2020年11月03日 23時44分02秒 | Weblog
中学3年のとき。国語の問題集の例文(葡萄が目にしみる)を読んだのがきっかけで好きになった林真理子先生。

今日は甲府の山梨県立文学館まで「まるごと林真理子展」を見に行ってきた。

9時台のホリデー快速ビューやまなしで新宿から甲府まで2時間の旅。

11時過ぎに甲府駅に到着。

信玄公がお出迎え。凛々しい!



甲府駅に到着した途端、耐えがたいほどの空腹を覚え、「小作」へGO!


吉熊「く、熊肉・・・だと?」


かぼちゃのほうとうにした。

私の大好物。
熱くて火傷しそうになりながら、真剣に食べた。
神代桜を見に行ったとき以来だから半年ぶりの味。
山梨に来ると必ず来てしまう、小作。



バスに揺られて文学館に到着。

紅葉がお出迎え。






りんごのオブジェも。



さて、「まるごと林真理子展」









ご両親の生い立ちから始まる真理子先生の歴史と作品。最近の作品の生原稿、そして写真までを一気に楽しめる内容だった。「こんな作品あったな」「あー、これを読んだときはあの人と付き合っていたんだよな」と自分の人生に重ねて一つ一つの品々を丁寧に鑑賞した。バファリンの半分は優しさでできているというが、私の半分は真理子先生の作品でできている。そのぐらい、真理子先生の作品は、私の人生の基礎になっている。
40半ばで産んだ娘さんを抱っこする真理子先生の写真が新鮮だった。

見ごたえがあった。
2時間ほど鑑賞した。


15時過ぎのバスで甲府駅に戻る。





舞鶴公園を散歩。ずっと行きたかった公園である。




甲府の街並みを見渡せる。
遠くの山々に囲まれた街並みを見て、やっぱり盆地なんだと実感。




駅北の謎のタワマンをまじまじと見る。いつも電車の中から見てて気になっていた白亜のタワマン。盆地の中に突如屹立する様は大層目立つ。「セインツ.25」というらしい。



西側の空に天使の梯子が出現。神々しい。


吉熊「いい眺めだね」
本当ね。盆地ってなんだか落ち着くよね。胎内回帰願望が満たされたような、安堵感に浸れる。





初めて見た。何ていう花だろう。




最後は、ここも前から来たかった六曜館でマロンパフェ。雰囲気のあるカフェーで店主さんから地元ならではのお話を聞けた。


このパフェ、人生で食べたパフェで一番美味しい。


下の方にアイスと練乳と栗がゴロゴロと入っている。
また食べたい。

珍しいマッチがずらり。


この純喫茶という風情がたまらなく落ち着く。






嶽本野ばら先生の「カフェー小品集」に出てもおかしくない雰囲気だ。
ずっと居たいけど、電車の時間があるので撤収。





16:48発ホリデー快速ビューやまなしに乗車。
二階席は空いていなかったので、一階席をチョイス。
茜色に染まる空、黒く存在を主張しだす山並みを見つつ、電車に揺られた。
そして文学館で求めた「まるごと林真理子展」のパンフレットを熟読していたら、あっという間に新宿駅に到着した。

有意義な山梨日帰り旅行だった。
思い切って行ってよかった。