世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

水のように

2018年07月24日 22時28分05秒 | Weblog
最近暑いのでやたらイライラしている。煙草が捗る。

今日も昼食は蕎麦をチョイス。


昨日よりはだいぶ涼しかったが、それでも日中は暑い。
喫煙所で干からびそうになる。
暑いので先日購入したシュシュを装着して出勤。
大ぶりのシュシュは華やかで好き。
ポニーテール解禁。



明日まで上司は夏休みで、もう一人の男性社員も午後から外出。
パートさんも午後には帰ってしまうので、今日はずっとソロ活動だった(いつもソロだけど)。
然程忙しくなかったので制服の在庫数の確認などをした。

一人でポツンと作業をしていると吉熊上司が声を掛けてくれた。
空気や声が、すでに懐かしい。
彼の下を離れて1年が経過した。
もうずっと昔のように思える。

吉熊の名前の由来は、彼にある。
彼の部下ではなくなっても、このブログの自己紹介「B型。水瓶座。ブログ内に出てくる「吉熊上司」は、会社の上司、「吉熊」は、私と同居する15センチの熊です。」を変えなかったのは、彼の下で過ごした16年間で得たことを忘れないようにするためだ。

そう抗ってみたけれども、秋の雲が輪郭を崩していくように、彼の部下だった時の記憶は次第に溶けていっていることを実感する。
たまに昔のブログを読み返していると、吉熊上司や後輩女子Cちゃんたちとのことが他人事に思ってしまうときがあって悲しい。
今の部署は今の部署で、静かでいいんだけど…。

温められて雲になり、雨になって大地に降り注ぎ、川で泳いで海に漂う。
サバイバルなこの会社を生き抜くためには、水のような柔軟性を持つことが大切なのかもしれない。

そんなことを思いながら喫茶店で一服。




またきっと

2018年07月24日 21時29分29秒 | Weblog
ああああ!!
尾道に行きたい!!!

暑い中、尾道の細い坂道で迷子になったことを急に思いだして懐かしく思う。

蝉しぐれ、火照った頬に浮かぶ汗の塩、骨の髄までジンジンと届くような日差し。
民家の隙間から見える水面がキラキラと光った尾道水道。
風によって運ばれる船のエンジンのにおい。
遠くにかすんで見える瀬戸内海の島々。
真っ直ぐ行かなくてはならないのに、右に細くて急な坂道を発見してしまい、そちらの方に引き寄せられる謎の引力。
御袖天満宮の牛さん。
夕暮れ時の潮のにおい。
ロケ地マップを片手にウロウロしていると必ず声を掛けてくれる尾道の方々。
尾道ロイヤルホテルの居心地の良さ。
大林宣彦監督の作品の主人公と自分が重なる高揚。
こもんのワッフルとコーヒー。
背脂ぎっしりの朱華園の中華そば。
商店街のレトロな看板。
「これ上れないよ」と怖気づくも結局上ってしまう急こう配の坂道。
懐かしい曲がり角。
不思議な三階建ての家。

大好きな尾道。

去年の3月、8年ぶり8回目の尾道に行ったのに、また行きたくなってしまった。



今回の豪雨災害で大変な目に遭われたこと、心よりお見舞い申し上げます。
またきっと尾道に行きます。