世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

十年分の三百六十五歩のマーチ

2016年04月20日 23時59分31秒 | Weblog
心療内科デー。

いつもこの日はがっつりと昼食を摂る。
待ち時間が長いので。
今日は天ぷら弁当。1000キロカロリーは摂取しているよな、これ。


吉熊、くましゃん(オレンジのクマ)に加え、今日からくまモン(手鏡)ランチ仲間に。
このスライド式くまモン手鏡は、以前、二日だけ一緒に仕事をした他部署のおばちゃん(パートさん)からの頂き物である。
可愛くてお気に入り。
地震がおさまるまで、一緒に食べようと思う。

ちなみにBGMはイヤフォンで聞く戸川純の「蛹化の女」
「月光の白き林で 木の根掘れば蝉の蛹のいくつも出てきし
ああ それはあなたを思い過ぎて変り果てた私の姿」
っていう歌詞にむせび泣きながら天ぷら弁当1,000キロカロリーを食する38歳会社員、それは・・・私。
いや、でも相手を想いすぎてやがて自ら劣等感が生じ、それらに苛まれてしまう(=虫になる)って、すごく共感してしまう。



こんなにがっつりと食べても待ち時間半ばの21時を過ぎる頃には空腹になるのだから、人体って不思議。
駅ビルで買ったおにぎりをもぞもぞと食べながら、林真理子先生の「ビューティーキャンプ」を読み進めた。
読みやすいのでさくさくと進む。
ミスユニバース日本代表を決めるために集まったファイナリスト、そして彼女たちを磨くべくNY本部から送られてきたフランス人エルザ。
このエルザという女性が超強烈で面白かった。愛車ジャガーを乗り回し、シャネルのエゴイストをつけて、ファイナリストたちを扱くんである。

感想は後ほど書くが、読んでいる最中、読者である私のマインドも磨かれている感じだった。やたら背筋を伸ばしながら読んでいた。

読み終えたと同時に診察室へと名前を呼ばれた。22時45分、背筋を伸ばしたまま診察室へ入場。


私の前の人が初診で1時間かかったため、クマ医師は少々疲れていた。
この2週間の確認をされた。
PMSを感じる前に急にやたら急に生理が到来したこと、色々あったが何とか乗り越えていることを報告・連絡・相談(←クマ医師は上司かYO!?)。
比較的に精神状態が良好なのでマイスリーは2週間で4回しか飲んでいないことを報告したら、クマ医師は

キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!

という顔で超喜んでいた。

彼曰く、精神状態がいいのは、環境の改善もあったかもしれないが、私自身の物の受け止め方(認知)が的確になってきたからだとのこと。
たしかにそうかもしれない。
言われてみれば物事を物事として捉えることができている気がする。

3歩進んで2歩下がる、そんな水前寺清子の「三百六十五歩のマーチ」っぽい心理療法を、クマ医師は10年も行ってくれている(来月で丸10年)。蛹化の女ならぬ蛹化の患者になっちゃう。

三百六十五歩のマーチ×10年・・・。
今、私の思考の基幹は、その賜物でできている。


次回診察は連休を挟むので3週間後。

処方変更なし。
ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、カームダン、当帰芍薬散