世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

バレンタインと進研ゼミ

2015年02月14日 23時00分41秒 | Weblog
昼過ぎに起きたのだが、二日酔いでグダグダしていた。
天気が良かったので、布団だけ干した。


今日はバレンタインデーらしい。
そんな行事もあったっけという感じだが、毎年、吉熊上司(正式には彼の息子)に渡している。
が、今年は後輩男子ししゃも君の退職で、すっかり忘れてしまっていた。


去年、私はバレンタインのチョコレートを妹・芋子から貰った。




クマ好きの私を考えて手作りのクマチョコ。
あれから一年。
早いものである。


バレンタインというと、中学生のときに受けていた通信教育の「進研ゼミ」を思い出す。
学校へのチョコレート持参の禁止が恐らく今よりも厳しかったあの時代(持ち物検査とかあった)。
いかに教師の目を盗んで意中の男子にチョコレートを贈呈するかの特集などが、毎年あの冊子の2月号の巻末の方で展開されていた。
鞄の底に厚紙を敷いてそこにチョコレートを隠蔽する、とか。ちょっとしたFBI捜査を潜り抜ける麻薬の密売人の裏技のようなことが書かれてあった。


また、贈呈するときの文言の例文なども書いてあり、耳年増の私は超暗記した(←勉強しろよ)。
わざとバレンタインデーの翌日にチョコレートを渡し、うつむきながら「○○くん、昨日は荷物が多そうだったから・・・」と女子力を見せ付ける技とか、前日に渡し「待ちきれなかったの」と「大好きなのアッピール」を嗾ける技などを、私はあの冊子で覚えた。
せっかく暗記した珠玉の文言や技なのだが、その後に人生において、使用する機会がなかった。
月日が経過してもなお、無駄に私の脳内に残留しているそんなバレンタインの裏技特集は、もう醗酵しかけていて腐敗臭を撒き散らしている有り様だ・・・。

当時はバブル経済が崩壊した直後だったのだが、今よりはバレンタインという行事に世間が熱くなっていたような気がする。
今では、女性が「自分にご褒美」と銘打って、超高級チョコレートを自身にプレゼントするらしい。

「進研ゼミ」を発刊していた福武書店もベネッセという社名に変わった。
いろいろな意味で、時代の流れを感じる。