世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

僕のそばに

2014年04月30日 23時07分35秒 | Weblog
心療内科デー。

今日の待ち時間は2時間半。
比較的短かった。雨だったからだろうか。

嶽本野ばら先生の「金脈」の後半を読み進めた。宮城県の岩沼市の女子高生とヒッピーの祖父(ジジイ)の話。
幼い頃からジジイに「The Grateful Dead」を聴かされた続けた主人公。同居しているにもかかわらずジジイと疎遠になっていたが、あることがきっかけで急接近。

作品に学研の雑誌「ムー」が出てきてちょっと嬉しい。私の高校時代といえばオウム真理教の麻原彰晃が逮捕されるなどで、超常現象やカルトがちょっとしたブームだった。友人ちんぴ☆殿があの雑誌を購読していて彼から「ムー」を借りたことなどをほんのりと思い出した。・・・うん。確かに凄かった。あの雑誌。
ジジイの言っていることは「ムー」にも劣らず、本当、失笑を促すことばかりなのだが、妙に信じさせる力がある。
そしてたまに良いことを言う。今後どうなるのか、楽しみだ。


さて、私の番。

「失礼します」

・・・クマ医師、今日はワイシャツ姿。珍しい。
ワイシャツに無精って、なんかワイルドとセクシーのあいだじゃね?冷静と情熱のあいだ、みたいな(謎)。

先週、風邪を引いたこと、生理前だがよく眠れているしイライラもしていないことを言及。ここ2週間は比較的安定しているっぽい。

仕事のことを訊かれた。先月から引き継いだ制服の件だ。
「上司と相談して『お店の人に迷惑かけなければいいんじゃね?』というレベルまでハードルを下げたので上手くやれていると思います」
と答えた。

「他にどんなお仕事をされていますか」
と訊かれた。

・・・。

本当、何してるんだろ、自分。

経費の締め業務、決算資料のチェック、社長の雑事、株、店別分析、資料の枠作成、稟議書の進達・管理、会長の机拭き、広報書類を役員さんにネットで開示とか・・・細かすぎて一言では言えない。
ざっくりと
「色々・・・です」
と答えるしかない。


先日、社長が出張中、プリントアウトする書類を出し忘れてて、社長に指摘されるまで気付かなかったことを話した。
そのときの社長の様子とか聞いてくるクマ医師。
「とがめられませんでしたか?大丈夫でしたか?」
と。ここまで親身になってくれる人って他にいないよな。


「制服の業務を優先順位をつけながら行えていますね」
とクマ医師にほめられた。
いや~それほどでも・・・とクレヨンしんちゃんばりに照れる私。
本当は取引先の女性にキレかかってることとかあるんだけど割愛。

クマ医師が電子カルテに記載している間、ふと卓上の置物に目をやる。
これ、去年のクリスマスに私が彼に贈呈したんだよな、と思う。
埃が被っていないことにえらく感動を覚えた。ちゃんと大切にしてくれているんだなと。
なんだか妙に嬉しかった。


薬の確認をされ、診察おしまい。


徳永英明の歌で「僕のそばに」っていうものがある。
「もしも悲しいなら僕のそばにおいで
 君を抱き寄せるくらいしか出来ないけど」
っていう歌詞。
もちろんクマ医師はお医者さんなので「抱き寄せる」ことはしないけど、彼が放つ言葉や傾聴の姿勢には「抱き寄せる」か、それ以上の効力があると思う。医療行為と重々承知の上だからこそ、存分に相談できる。この距離感がありがたい。




処方変更なし
ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、カームダン、当帰芍薬散
・・・当帰芍薬散、いよいよ本領発揮か?良い感じだぜ。


今日は昨夜飲み過ぎたせいか、左肩辺りが寝違えを起こしていて、動きがロボコップだった。指先に軽く痺れがある。
明日には直ってるといい。

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