会議の設営をしに他の建物へ。
吉熊上司と総務室の室長を頭に、みんなで一致団結して机や椅子を並べた。
いい汗かいた。ふ~。
副社長のところに寄って会社に帰るとき、玄関で鳩を見つけた。
弱っているのか、動きが弱い。
触れようとするとゆっくりと逃げる。
どうした?
ずっとつきっきりでいたかったけど、仕事中で無理だった。
仕事中に鳩の世話をしているところなんか会長に見られちゃったりしたら、それこそ咎められるに違いない。
席に戻っても、もやもやしてしまい、たまに様子を見に行った。
鳩はほとんど移動していなかった。
どうしようか…と上司に言っても「う~ん」という感じ。
HPで鳩とかを保護してくれないかと調べたら一応あることはった。
上司に相談し、もう一度鳩の様子を見に行くと、無数の羽毛が散らばっていて、鳩の姿はなかった。
…猫か?!
暗澹たる気持ちで、風にふわふわ揺れる羽毛を見つめると、鳩用の餌(コーン)も落ちていた。
ん?
誰かに拾われたのかな?
と思うようにした。
じゃないと胸が締め付けられそうで…。
その後、総務室長が文句を言いながら散らばった羽毛を掃除していた。
こういうシチュエーションって経験したことがないので、もう本当に憂鬱だった。
幼い頃、鳩レースの鳩が我が家に迷い込んで来て保護したことはあった。
親が鳩の足に着いていた輪を見て連絡をしたところ、すぐに持ち主さんがやって来た。
今日はけっこう忙しかったのだが、つい鳩のことを考えてしまい、仕事が捗らなかった。
実家で孵化して巣立った「はと吉くん」は健在。
現在建て直し中の実家だが、たまに顔を出しては、母ヨーコたんから餌をもらって喜んでいるらしい。
クルック―。
今、この瞬間においても、「命」は生まれたり無くなったりしている。
鳩の命が無くなる事なんて日常茶飯事なことなのかもしれない。
でも、でも…でも。
出逢ってしまった「命」に運命を感じ、そして考えてしまう自分は愚かなのだろうか。感傷的すぎるのだろうか。
子供のように、「命」について考えてしまう金曜日の夜である。
吉熊上司と総務室の室長を頭に、みんなで一致団結して机や椅子を並べた。
いい汗かいた。ふ~。
副社長のところに寄って会社に帰るとき、玄関で鳩を見つけた。
弱っているのか、動きが弱い。
触れようとするとゆっくりと逃げる。
どうした?
ずっとつきっきりでいたかったけど、仕事中で無理だった。
仕事中に鳩の世話をしているところなんか会長に見られちゃったりしたら、それこそ咎められるに違いない。
席に戻っても、もやもやしてしまい、たまに様子を見に行った。
鳩はほとんど移動していなかった。
どうしようか…と上司に言っても「う~ん」という感じ。
HPで鳩とかを保護してくれないかと調べたら一応あることはった。
上司に相談し、もう一度鳩の様子を見に行くと、無数の羽毛が散らばっていて、鳩の姿はなかった。
…猫か?!
暗澹たる気持ちで、風にふわふわ揺れる羽毛を見つめると、鳩用の餌(コーン)も落ちていた。
ん?
誰かに拾われたのかな?
と思うようにした。
じゃないと胸が締め付けられそうで…。
その後、総務室長が文句を言いながら散らばった羽毛を掃除していた。
こういうシチュエーションって経験したことがないので、もう本当に憂鬱だった。
幼い頃、鳩レースの鳩が我が家に迷い込んで来て保護したことはあった。
親が鳩の足に着いていた輪を見て連絡をしたところ、すぐに持ち主さんがやって来た。
今日はけっこう忙しかったのだが、つい鳩のことを考えてしまい、仕事が捗らなかった。
実家で孵化して巣立った「はと吉くん」は健在。
現在建て直し中の実家だが、たまに顔を出しては、母ヨーコたんから餌をもらって喜んでいるらしい。
クルック―。
今、この瞬間においても、「命」は生まれたり無くなったりしている。
鳩の命が無くなる事なんて日常茶飯事なことなのかもしれない。
でも、でも…でも。
出逢ってしまった「命」に運命を感じ、そして考えてしまう自分は愚かなのだろうか。感傷的すぎるのだろうか。
子供のように、「命」について考えてしまう金曜日の夜である。