世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

はやぶさの日

2013年06月13日 22時04分21秒 | Weblog
今日6月13日は、はやぶさの日だ。
小惑星探査機「はやぶさ」は宇宙空間60億キロ、7年間の歳月をかけたミッションを成し遂げ、地球に奇跡的な帰還を果たした。
その偉業を称え、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の施設がある4 市2 町で組織する「銀河連邦」(相模原市、能代市、大船渡市、佐久市、肝付町、大樹町)では、「はやぶさ」の開発、運用に関わった人々の「あきらめない心」、「努力する心」を全国の方々に伝え続けていこうと、6 月13 日を「はやぶさの日」と制定した。

あれから3年。
正直、私ははやぶさが地球に帰還してからのはやぶさファンだ。
あの日は池袋で映画「孤高のメス」を観て、帰ってきて、パソコンを立ち上げ、はやぶさのニュースを観てびっくりし、翌日からはやぶさの苦難の道のりを辿り、感動して涙し、はやぶさの追っかけをしだすようになった。
カプセル展示のイベントや川口先生の講演会にも行った。
プラネタリウムと映画には8回ほど、映画はやぶさ三部作もチェックした。



なんでこれほどまでにはやぶさは私の心を魅了するのか。
・擬人化されたはやぶさに対する感情移入。
・はやぶさ運用を支えた技術者、研究者たちのあきらめない勇気
・宇宙への漠然とした憧れと、そこに一人で行ったはやぶさへのリスペクト
・最後、地球へのリエントリーで燃え尽きたはやぶさの美しさへの感動

ざっと言えば上記のことが挙げられる。

思い出の数々。

カプセルの最初の展示の時。
早起きして相模原へ。
蒸し暑い中、3時間半並んだ末に見たカプセル。涙で曇った。


隣のJAXA。等身大のはやぶさの模型にビックリ。




「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH -」を初めて見た府中市郷土の森博物館にて。
超号泣。非常に遠かったのだが、来た甲斐があった。


隣の展示室にあったはやぶさの模型。




銀座のミキモトのショーウインドー。
ミキモト製はやぶさ。
添えられた
「燃エ尽キルホドニ輝クコトノ美シサヲ私タチノ心ニ呼ビ覚マス為ニ「はやぶさ」は還ッテ来タ」
というコピーは、私の人生の指針になった。



イベントにも行った。





いとかわカレーも食した。



JAXAi最後の日。
仕事のあと、丸の内まで行ってみた。
テレビのインタビューに答えたが映像は使われなかった。
しかし、リポーターの背後に少しだけ映った。



本もけっこう読んだ。




川口淳一郎先生のサイン。宝物。



これは涙なくして読めない。
はやぶさプロジェクトマネージャー川口淳一郎先生の「はやぶさ、そうまでして君は~生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話」


はやぶさに対する川口先生の親心に読み返す度に涙が出てくる。
「まほろばに 身を挺してや 宙纏う 産の形見に 未来必ず」という先生の歌が印象的。
はやぶさが地球に送ったカプセルを「たまご」に見立てて、その雛を孵し、未来に繋げることがはやぶさの本望なのだろうという意味。


はやぶさとクマで我が家はカオス。



はやぶさラストショット。
最後、はやぶさに故郷を見せてあげたいという技術者たちの粋な計らいに応えたはやぶさ。
嗚呼、私が生きる地球という場所はなんて美しいのだろうとこの写真を観る度に思う。



直向きさ、諦めない勇気、日本の底力、…色々なことをはやぶさはこの3年間、私に教えてくれた。
時は過ぎていくが、大気圏突入時のときにはやぶさが放った光は、これからも煌々と私のなかで燃え続けるのだろうと思う。